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「可愛い顔してる、Aの色が変わったね」
拳くんが私の色を変えたのに、そう言われて恥ずかしくなる。
『ま、またそういうこと言うんだから、もう動画観てたのに』
「今とむが６面完成させちゃったよ」
『えっ観たかったな』
「ごめんね、これでも俺が６面揃えるまではAにキスしたいの我慢して待ってたんだよ？」
我慢してた？とさっきの彼を思い出す。とむくん褒めたとき感じた嫉妬のことかな？にっこり笑ってたのは嫉妬心抑えて我慢してたってことか。
『もしかして私が動画楽しみにしてたから？ありがとう拳くん』
「そりゃずっとAが楽しみにしてた動画だからね、でもAの可愛い笑顔見たら嫉妬心は治まったけどキスしたくて堪らなくなっちゃった」
『それで嫉妬心治まったの？』
単純だよね？なんて彼は笑う。たぶん大好きって言ったときも彼の嫉妬心を治めてたのかもしれない。
「とむが普通のやつ６面完成させたときAの笑顔がキラキラだった。あんなふうに可愛いキラキラの笑顔は俺がさせたいのに…って思ってた」
『えっと、そんなにキラキラ？私普通に笑ってたつもりだったけど』
「うーんあのときはキラキラって思っちゃったんだよね。でもさっき俺がポッシブルしたときの笑顔の方が遥かにキラッキラの笑顔だった。めっちゃ可愛いの」
『それは私が拳くんのこと大好きだからだと思うけど、とむくんのことは何とも思ってないよ』
「そんなの分かってるけどね、俺の複雑な面倒な嫉妬だよ。だから可愛いAの笑顔を見て、Aは簡単に嫉妬心治めてくれるよねってキスしたくなった」
『そういうことだったんだね』
「そういうことだから…キスの続きしてもいい？」
彼が私の頬に手を当てて熱を込めて見つめてくる。その瞳に捉えられると目を逸らすことは出来ない、さっき私の中で生まれた欲が再び顔を出す。キスしてもらいたくて自然と、キスしてと口にしていた。熱い蕩けるようなキスに酔いしれたのだった。
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2022/10/2
QuizKnock6周年おめでとうございます
これからも応援し続けて行きます！
更新したお話は6周年全く関係ありませんが💦
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作者名：佐伯 | 作者ホームページ：
作成日時：2022年9月7日 19時
