pair days -vol.8-

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「それなら報告は一緒にツイートしようね」

『うん…』

「なに心配？Aは藤枝の妹としてＱＫファンの人から親しまれてるし祝福してくれると思うよ」

『少し心配かな、もちろん誰に反対されても結婚したい。ただ拳くんにとってマイナスにならなければ良いなって』

「そんなことでマイナスになんかさせないよ大丈夫、むしろAと結婚できない方がマイナスだよ。仕事のパフォーマンスだだ下がり、大損害だよ」

『ふふっ拳くんならそんなことないでしょ』


Aは分かってないよね、なんて笑ってる拳くん。だって拳くんは仕事に対して一生懸命取り組んでるもの、大損害なんて想像つかないよね。


「A今日どうしようか？」

『んー初詣は人が多いよね、のんびり過して夜帰ろうかな』

「え、A帰っちゃうの」

『拳くんの家に連泊ってあまりしたことないし普通に帰るものかなって…違うの？』

「Aは俺と一緒にいたくないの？俺はまだ帰したくない」

『一緒にいたくないなんてそんなことないよ』

「なら今日も泊まりね、決定だから」


リップ音を響かせてついばむようにキスをされた。そっか連続で泊まってもいいんだ、前に１回だけ連泊したことはあるけど昼間は仕事で夜だけ一緒だった。昼も含めてずっと一緒にいられるのはなんか嬉しいかも？


「そうだ正月だし俺Aの作ったお雑煮食べたい」

『もしかしてあん餅雑煮？』

「そう２年前にA作ってみたいって言ってて、俺にも作ってってお願いしたじゃん」

『材料さえあればいいけど、この辺のスーパーにあんこ餅売ってるかな？』

「それなら朝食食べたらスーパー行こうか」

『そうだね、スーパーなら初詣より人は少ないよね』


彼はそりゃそうでしょなんて笑ってる。こうやって笑いあって過ごせることが幸せだ。
　
　
　

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