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「僕はAさんと出会って彼女の人を思いやって気遣う心に惹かれました。いつだって真面目で頑張っている彼女を支えたいです」
「そしてこれから先ずっと共に生きていきたいと思ってます。彼女を愛してます、どうか2人の結婚を許していただけますか?」
『お父さんお願い、認めてください』
2人頭を下げた。沈黙が続く。ソファから身体を起こした藤枝が沈黙に耐えきれずに声をかけてくる。
「父さん、何か言おうよ」
「あなた…」
「薄々と気づいてはいたんだ。Aが綺麗になってきたということに…おそらく好きな人もしくは恋人となる人がいるのだろうと」
「まじ?父さん気づいてたの?」
「それは気づくさ、私と恋人になったあとの母さんが綺麗になっていく様子とAはそっくりだった」
「ふふっやだ、あなたったら」
「ああそういうことね」
なんか藤枝は納得してるけど、どういうことだ?でも気づかれていても何も対応しなかったということは認めてくれるのだろうか?お父さんが俺を真っ直ぐに見た。
「私は福良さんの学歴をどうこう言う気は全くありません。子供達を東大に行かせておいてこういうのは変わっているのかもしれませんが学歴はおまけであって私は人柄を重視したい」
「福良さん、Aを幸せにしてくれますか?」
「も、もちろんです。僕はAさんを幸せにしたいと思ってます。そして何より一緒に幸せになりたいです」
「君たちの活動は普通とは違って世間から色々言われたり見られたりする活動であるのは知っている。もし何か問題があってAが晒されるようなことがあっても娘を守ってくれますか?」
「全力でAさんを守ります。確かに僕達には応援してくださる方々がいます。一部僕達をアイドルのように見ている方々がいるのも知っています」
「でもAさんはもう僕の原動力となっているので、彼女がいない生活は考えられません。ですからそういう方々にも分かって頂けるように誠実に対応していきたいと思ってます」
『お父さん、私別に彼に守って欲しいなんて思ってない。ファンの皆さんへは彼と一緒に分かってもらえるように努力する』
「まあQuizKnockファンは平気じゃない?なんてったって俺の妹だからね」
「ふふっ確かに双子も人気あるものね」
「ハハッ母さんファンの傾向まで理解してんの?」
「あらお母さんだってQuizKnockファンでもあるのよ?あなた福良さんなら大丈夫よ、敏腕プロデューサーですもの」
「ん……福良さん、娘を、Aを宜しくお願いします」
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佐伯(プロフ) - そのうちさん» そのうちさんいつもありがとうございます!お話全て大好きなんて言って頂けて感激です。次作の新婚楽しんで頂けるように頑張ります!Twitterの方はあとで返事投げに行きますw (2021年12月21日 21時) (レス) @page48 id: 6d502d1977 (このIDを非表示/違反報告)
そのうち(プロフ) - vol.8終了お疲れ様です!そしてお話全てが素敵で大好きです!またTwitterの方でも感想送ってしまいますがすみません。次はvol.9で新婚と聞いて正座待機しておきます!お疲れ様です! (2021年12月21日 12時) (レス) @page50 id: 7f613ac8c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐伯 | 作者ホームページ:
作成日時:2021年11月26日 21時