pair days -vol.5-

4 ページ38

　
2021/1上旬
　
　
　
帰省から帰ってきて公開された動画を観た。それを観て彼が渋っていた理由が分かったような…？んー拳くんってもしかして私より運動できない？私もそこまで運動出来るとは言えないけど、大縄とかもっと飛べるけどなぁと考えてしまった。

彼は中学生の時はバスケ部だったし、大学のときはダンスもしていた。ダンスって運動能力はあまり直結しないのかな？ダンス踊れる人って運動も出来るイメージが勝手にあったから驚いた。


「あれA、何やってんの？」

『コラボの運動会公開されてたから観てたの、正直拳くんもう少し運動出来ると思ってたから驚いてた』

「ああふくらさんめっちゃしんどそうだったな」

「なに幻滅したの？」

『まさか私は拳くんが運動出来ても出来なくても大好きだし、気持ちは変わらないよ。ちょっとああいうところも可愛いなって思っちゃったしね』


惚れた欲目だな、なんて言って祥は肩を揺らして笑う。そんなに笑うことないのにな。
　
　

おまけ電話
　
『拳くん高学歴運動会観たよ、頑張ってたね』

「A観ちゃったの？俺あんまり活躍してなかったでしょ」

『んーでも私拳くんばかり目で追っちゃった。だから後でまたちゃんと観るね』

「俺ばかり観てくれたんだ？それは嬉しいかも」

『あとハンドリングのボール捌きは素敵だったよ』

「そんなところも観てたの？ありがとうね」

『拳くん大好きだから自然と観ちゃうんだもん』

「ああもうっ、どうしてそういう可愛いこと言うの…A帰省してたからお正月会えなかったし早く会いたい」

『私も会いたい、今度会おうね』

「うん、約束だからね」
　
　
　
　

　
　
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

はなでんメンバー再び。コラボ合宿の加筆ではなでんに妹ちゃんが藤宮とバラしたのはこのエピソード書こうかなと思っていたからでした。当初の予定よりみささんが出てきてしまった。口調はなんとなくです。似非です。むずいね。
　

マエストロ1→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す