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志賀さんに優しい笑顔で言われて恥ずかしくなってきた。気を遣って部屋から出ていくのではなくて拳くんを止めて欲しい。いつの間にやら撮影スタッフの方々まで部屋から居なくなっている。
『拳くん？疲れてるのは分かるけどオフィスだよ』
「えー俺Aに癒やされたいんだけど？」
『ん、それはあのオフィスですることでは…』
数分そんな感じに抱き締められていた。彼は満足した顔していたけど私は落ち着かなかった。そろそろやめてもらおうと提案をしてみた。
『もう夕方だけど拳くん何時に終わるの？夜ご飯食べに行かない？』
「えっ食べに行く！俺仕事終わらせてくるね、待っててA１８時半までには終わらせる」
身体を離して彼は張り切って仕事に向かって行った。オフィスで普通に抱き締めてくるのはやめてほしい。拳くんはどうして人の目が気にならないんだろう？
待ち時間、どうすれば拳くんを勝たせられるかとずっと考えていたため、脳の疲れを感じて癒やしを求めてタブレットで写真集を眺めてた。
『素敵…いいな』
次のページには格好良さを感じる写真に目を奪われていた。
『格好良い…』
「A？何見てるの」
顔を上げると拳くんが不安気な表情でこちらを見ていた。どうしたんだろう？お仕事終わらないのかな？
『拳くんお疲れさま、お仕事終わらないの？』
「仕事は終わったんだけど、えっと何見てたの？」
『終わったんだね、良かった。これは写真集観て癒やされてたの、素敵な写真ばかりだよ。拳くんも観てみる？』
彼は頷いて私の隣に座ったのでタブレットを向けた。そうしたら、えっと驚いている。なんだろう？
『なにかあった？』
「あ、いや何でもない。さっき格好良いって呟いてたのって？」
『ああこれ、この建築物格好良いよね？こういう幻想的なファンタジーに出てきそうな雰囲気好き』
「写真集ってこういうやつね、そっか良かった」
『良かったってなにが？』
よく分からなかったので聞き返すと彼が慌てている。ジッと彼の目を見つめてみたら耐えられなくなったのか話しだした。
「Aが格好良いって呟きながらうっとりして見惚れてるから誰か他の男の人の写真見てるのかと思った」
『私が格好良いって思う人は他にもいるかもだけど…見惚れて大好きって思うのは拳くんだけだよ』
そう言うと彼が、嬉しいと抱き着いてくる。だからここオフィスなんだけどな、身動いで彼の腕を解こうとしたけどダメでタブレットを落としてしまった。
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佐伯(プロフ) - そのうちさん» 話のギャップがひどくてごめんなさい！自分でもどうかと思いました(汗) 溺愛最高と言ってもらえて嬉しいです！ヌシもナチュラルに寝顔写真提供してるのでwもう慣れっこだと思います。ありがとうございました！体調気をつけます！ (2021年7月2日 18時) (
レス) id: 6d502d1977 (このIDを非表示/違反報告)
そのうち(プロフ) - CEOの感動するお話のあとに、盗撮写真お願いするFさんに笑いました！離れてても溺愛してるの最高です…！ヌシさんとの連携プレー流石です！毎日暑いので佐伯さんも体調にお気をつけて！ニヤニヤしてしまうお話、ありがとうございます！ (2021年7月2日 8時) (レス) id: 482cb7275d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐伯 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年5月12日 23時
