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「俺はこれ動画連動記事にしたい、だから動画に出る伊沢はまだ読んじゃダメ。どうしても読みたいならAちゃんを口説いて」
『口説いてって』
そういう意味ではないことは理解できるのだけどそのワードチョイスに恥ずかしくなってしまう。
「Aうちのプロデューサー２人は見る目は確かだよ、俺もサポートできるしライターになってみないか？」
「Aちゃん、大学や作家活動を優先なのは構わないからQuizKnockのライターになってくれませんか？みんなAちゃんの文章に惚れ込んだみたいだから引き受けてくれると嬉しい」
QuizKnockの皆さんが真剣に取り組んでいることが凄く伝わった。後ろにいる川上さんやこうちゃんも固唾を飲んで見守っている。
純粋に私の文章を好きになってくれたのは嬉しい、必要としてくれるんだなって感じられた。そんな想いに応えたい……祥を見ると微笑んでいる、目で会話して決意を込めて頷いてから伊沢さんに目を向ける。
『ご期待に添えられるか分かりませんがライター引き受けます。どうぞよろしくお願いします』
「ありがとうAちゃん！」
「引き受けてくれて嬉しい、ありがとうAちゃん」
「ようこそQuizKnockへ」
皆さんに歓迎されて嬉しいけど照れてしまう。文字で伝えることは普段からやっているけどQuizKnockでも記事を通して楽しく伝えていけたらいいなと思った。
「書類等は後日用意するからまたオフィス来てもらってってなるけど大丈夫かな？」
『はい大丈夫です』
「Aライターネームどうするの？」
『あ、そっか全く考えてなかったよ』
「藤宮の名前は使えないからな」
「藤宮さん経歴公表してませんもんね」
川上さんに話しかけられる。本当に藤宮のことよく知ってくれてるのだなと感じて嬉しくなる。
『出版社的には現役東大生を押したいらしいですが在学中は非公表と我が儘聞いて貰ってるんです』
「ああそういう理由だったんだ、卒業したら東大卒全面押ししそうやね」
『たぶんそうなるかもです』
「パッと思いついたのは藤枝と藤宮の藤でwisteria(ウィステリア)とかどう？」
『うんいいかも』
そのあとは色々雑談したりルービックキューブ見せてもらったりと過ごした。まさか私がQuizKnockライターになるなんて思いもしなかったけど祥もいるし皆さん歓迎ムードで馴染めそうで安心した。
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佐伯(プロフ) - 姫坂ひなのさん» ありがとうございます。兄もfkrさんも気に入ってもらえて良かったです。続き頑張ります。 (2021年1月4日 7時) (
レス) id: f14d480ac5 (このIDを非表示/違反報告)
姫坂ひなの(プロフ) - すごくドキドキしながら読んでます…お兄さんのキャラも素敵だし恋に悩む福良さんも可愛い…続き楽しみに待ってます 応援してます！ (2021年1月4日 0時) (レス) id: 0879417deb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐伯 | 作者ホームページ：
作成日時：2020年12月27日 11時
