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「伊沢寝かしたわ」
会議室に入ってきて、俺と河村の元に歩いてきた1言目。
「よくやった」
河村がそう笑うと、Aは自信ありげに口角を上げる。
ここ最近休む時間が無く、やはりCEOにしかできない仕事もあるわけで、俺らは休めと強く言えなかった。
が、Aは違った。空いた穴は私が埋めると言い放ち、出来る限りの書類を受け持ってくれて。
「伊沢は3日は私の監視下でいい？」
「大丈夫」
Aになら、安心して伊沢を任せられる。そう思い俺は頷いた。河村は苦笑い。
Aは頑固なとこがあるし、恐らく文字通り3日間監視下だろう。
睡眠、食事、健康診断の詰め込み期間なわけ。
ただ、効果は絶大。体重が30kgくらい減ったんじゃないかってくらい体軽いもん。もうお世話にはなりたくないけど。
俺らに健康診断やら予防接種に行けと言う割に、伊沢がサボってちゃ社員に示しが付かないでしょ？
「あ、河村。例の書類どう？」
「あー、まだ企業に確認取れてない。あと申請もまだ。」
「だよなぁ……まぁ、ゆっくり着実にやってこ。」
「……何の話？」
「あー、いや、まとまったら話す」
完全に蚊帳の外であることを察知して聞いてみるけれど、河村はハッとしたようにして話を逸らした。
「ふくら、あの件のことなんだけど」
Aはすぐにデスクに置いてある資料を捲って、直近の案件の話をした。
俺が入れない会話を、俺の前でしないでよ。
「……ふくら、確かこの企業とコンタクト取れたよね？」
河村は少し息を吸って、なにやら神妙な面持ちでそう聞いた。
その会社には古い知り合いが居て、まぁ取れるには取れる。
「ちょ、河村」
焦ったようなA。さっき俺を置いていった会話だろうか。
「この企業にサポート要請してほしい。あといつもの企業に後始末頼んで」
「え、え？……まぁいいけど、どこの？」
「＿＿＿＿＿アリエス・ヴァルゴ」
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See.(プロフ) - ゆゆさん» コメントありがとうございます。他の作品まで見て下さりとても嬉しいです！めちゃめちゃ励みになります、更新頑張りますね！ (2020年8月16日 23時) (
レス) id: 1d0369df29 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - こんばんは、もうひとつの作品、[QK] 錯 視 世 界 に て 、も楽しく拝読させていただいております、ゆゆです！本作もとても面白い作品で更新が待ちきれない！ってくらい気に入っております笑(決して更新を急かしているわけではございません！) See.様、応援してます！ (2020年8月16日 22時) (レス) id: 91c48177af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：See. | 作成日時：2020年8月15日 22時
