2.用量を守って正しくお使いください ページ4
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「3ヶ月後、半年に一度の大規模なパーティが開かれる。その時に会場に突撃、潜入班から聞いた話によると結構お偉いさんも来るらしい」
食堂でオムライスを食べた翌日、朝一番の会議にて昨日の話の続きを聞くことになる。
今回の潜入班は2週間に1度開かれるカジノ会場に行っているらしく、そちらからの情報も聞き漏らさないよう耳を傾けた。
「突撃するにあたって、少数精鋭で先に潜入して指示出す第1グループと、潜入班に付いて一気に突撃する第2グループに分かれてもらう」
伊沢は手元の資料も捲り、ホワイトボードに第1と第2と書く。字が汚い。
「第1グループは、不審に思われないような振る舞いのできる人。第2は残った戦闘班全員と、薬品とかの研究班も行ってもらう。会場はそう広くありません、着実に潰しましょう！」
伊沢は笑顔を浮かべると、皆の士気も高まったように感じる。
＿＿＿＿＿＿入って1ヶ月半の時。
初めて組織が潰れるところを見た。
そして、今回は2回目。
最初の頃は戸惑いも多かったけれど、この2ヶ月で成長はしたつもりだ。私は私なりに、出来ることをしたいと思う。
「第1グループは河村さん筆頭に、須貝さんとA。」
＿＿＿＿＿＿＿＿あれ？
私、前線に駆り出されるとは思ってなかったんだけど。
なんなら裏で薬作って怪我人すぐに保護できるようしとくつもりだったんだけど……？
「伊沢、なんで私を選んだの」
会議も終わって、第1グループは残ってと言われたから残って。
全身から不満のオーラを出し、涼しげに資料を配る伊沢を睨めつけた。
横では幼馴染みであり、ここを紹介してくれた河村が笑っている。
「カジノに来るのは上流階級の人間が多いからね。育ちがいいとか、立ち振る舞いがしっかりしてる人じゃないと」
ねぇ河村さん？と、伊沢は作った笑顔を貼り付けていた。なんだこいつ、許せん。
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See.(プロフ) - ゆゆさん» コメントありがとうございます。他の作品まで見て下さりとても嬉しいです！めちゃめちゃ励みになります、更新頑張りますね！ (2020年8月16日 23時) (
レス) id: 1d0369df29 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - こんばんは、もうひとつの作品、[QK] 錯 視 世 界 に て 、も楽しく拝読させていただいております、ゆゆです！本作もとても面白い作品で更新が待ちきれない！ってくらい気に入っております笑(決して更新を急かしているわけではございません！) See.様、応援してます！ (2020年8月16日 22時) (レス) id: 91c48177af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：See. | 作成日時：2020年8月15日 22時
