生まれた時から一緒だったのです｡ ｰ ymmt * ページ13
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僕とAは小さい時からずっと隣に居た。
Aの両親はずっと忙しいエリート。隣の家であり親同士が仲良しの僕の家にAが居るのは、小さい頃から当たり前だった。
「よしあきくん」
「祥彰くん」
「祥彰」
そうやって時を重ねて、僕は��よしあきくん��から��祥彰��になった。高校はお互い違ったし、家に来る頻度が下がったとはいえ仲はよくて。
……Aがどう思ってるかは知らないけど。僕はAのことが好きだから。絶対、絶対に離れる気なんか無い。
「……QuizKnock？」
だから、僕が居るところに来て欲しかった。
大学は違うし、昔のように隣の家に住んでいる訳では無い。僕は早稲田に進み、Aは東大に進んだからで。
「そう。Aもクイズ好きでしょ？僕も居るしさ」
ね？と笑って見せれば、Aは僕を暫く見てからゆっくりと頷いた。
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「あれ、Aさん？」
「え……あ、渡辺くん？」
僕が、伊沢さんにAを連れてきて欲しいと言われた日。オフィスで彼女の手を引いて事務所まで進む道中で、意外な2人が顔を見合せた。
……こうちゃん。
「山本さん？の知り合い……？」
「そう、ちょっと話を聞きに。……そう、渡辺くんもここに入ってたんだ」
2人は穏やかな空気で会話を始める。
「A、早くしないと」
思わず、声色が尖る。Aはサァと顔を青くして、こうちゃんもびっくりしたように僕を見た。……やってしまったと、悟る。
「あ……ご、ごめん。じゃあ、また…ね」
「う、うん…」
確かに2人は法学部だし、学年の違いはあれど接点はあるかもしれない。けれど。
＿＿＿＿＿これじゃあ、何のために。あの日。
Aの手を引きながら、僕はじくじくと痛む胸を唇を噛んで誤魔化した。
「………」
ずっと変わらぬ愛情を持っておりました｡ ｰ 2→←8月7日のコンビニにて ｰ 3
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See.(プロフ) - ゆゆさん» 初めまして、コメントありがとうございます。ゆっくり気ままにやってきますのでよろしくお願いしますー！ (2020年8月12日 9時) (
レス) id: 1d0369df29 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - はじめまして！こんばんは〜！See.さんの小説いつも楽しく読まさせていただいてます！まだ読みはじめたばかりですが、大好きなお話集なのでこれからも応援してます！頑張ってください！ (2020年8月11日 22時) (レス) id: 91c48177af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：See. | 作成日時：2020年7月30日 18時
