8月7日のコンビニにて ｰ 2 ページ11
免許証の月日と、今日の日付をレジスターで見比べた。……同じ数字が、2つ並んでいる。
「えっと……お誕生日おめでとうございます？」
彼に免許証を渡して、タッチパネルに触れた彼は眼鏡の奥を見開いた。
「あっ……ありがとうございます？」
「…お誕生日、だったんですね」
「そうなんですよ〜」
「ちょ、会計は僕しますから！」
ふくら……いや、福良さん(漢字は免許証で判明した)が財布を取りだしたところで、隣のやまもとさんと呼ばれた方が制止する。
「…そもそも、山本は俺が居なかったらどうしてたのさ」
大人しく財布をしまった福良さんは、そんな会話を始めた。
「………Wikipediaで僕達のページ見せようかなって」
「いや馬鹿なの！？……それ、お姉さんが知らなかったらなんも分かんないよ」
案の定分からない。そもそもWikipediaに載るほどなにか有名ってこと？
「……お姉さん、QuizKnockって知ってます？」
福良さんは、にこやかにそう聞いた。くいずのっく？とは？
「………いや、知らないですね」
「ほらぁ〜。良かったよ困らせなくて…」
「いやもう、画像とそのページ出そうかなって」
「身分証明書持ち歩いて？」
ふむ、そんなに有名なのだろうか。Wikipediaに載るって、よっぽど………
「………あれ。QuizKnockって、もしかして河村拓哉って人居ません？」
「あ、居ます居ます！…知り合いですか？」
やまもとさんは、嬉しそうに笑って首を傾げた。可愛いな。
というか、そうだ。拓哉が熱心に活動しているところがそうだった気がする。あとは、伊沢さん？クイズ王の人も居たかも。
「知り合い……と、言うか。兄ですね。」
河村A。それが私の名前だ。
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See.(プロフ) - ゆゆさん» 初めまして、コメントありがとうございます。ゆっくり気ままにやってきますのでよろしくお願いしますー！ (2020年8月12日 9時) (
レス) id: 1d0369df29 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - はじめまして！こんばんは〜！See.さんの小説いつも楽しく読まさせていただいてます！まだ読みはじめたばかりですが、大好きなお話集なのでこれからも応援してます！頑張ってください！ (2020年8月11日 22時) (レス) id: 91c48177af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：See. | 作成日時：2020年7月30日 18時
