34 ページ35
迷って迷って、迷った挙句に
坂本くんにだけは言っておこうと思った。
これが、V6全体の問題に大きくならないとは
限らない。
でも、一つだけ坂本くんに約束したのは
他のメンバーや、マネージャーに
絶対言わないこと。
たとえ、私が危険にさらされて
傷つけられても。
坂本くんはすぐには納得してくれなかったけど
しばらくすると目を伏せて、
話し始めた。
「お前がさ、V6に入ってきて。
Jr.時代は俺、ツンケンしてたから、
なんで女が入ってきてるんだよ、って
ずっと思ってた。
でも、やっと掴めた栄光じゃん？！
そこまで言って、彼は笑う。
「1年半ぐらいたって、剛と喧嘩したでしょ？
その時、お前は俺に、
【剛も本当はね、坂本くん大好きなんだよ？
下4人は
一応、上3人のこと尊敬してるからね笑】
って、言ってくれたじゃん。
俺、めっちゃその言葉で救われたんだ。
こいつとなら、やっていけるって、
そう思った。
お前は、誰よりもメンバーのこと見てて、
愛してくれてる。
でもな？その、お前自身の感情が、
逆に俺らを寂しくさせてるってことも、
心の隅っこで覚えといて？」
心の隅っこ。
坂本くんは、わざと、頭じゃなくて、
心だと言った。
坂本くんは私の手を引いて、
非常階段から連れ出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 494人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
榛野 - 覇瑠さん» ありがとうございます！秘密が明かされるのは、まだまだ先になりそうですが、ぜひ、お付き合い下さい！！！ (2015年11月3日 16時) (
レス) id: 37d37d5c10 (このIDを非表示/違反報告)
覇瑠(プロフ) - 2人の秘密めちゃめちゃ気になります！更新頑張ってください(^_^) (2015年11月2日 22時) (レス) id: c7c1897a72 (このIDを非表示/違反報告)
榛野 - あやみさん» ありがとうございます！！そういってもらえて、すごく嬉しいです！ (2015年11月1日 19時) (レス) id: 83a964c4c5 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - 続きまっています。更新がんばってください。この小説大好きなので消さないでください。 (2015年11月1日 9時) (レス) id: 489ad03c35 (このIDを非表示/違反報告)
榛野 - あーさん。さん» ありがとうございます！！ 嬉しいです！ (2015年10月31日 17時) (レス) id: 37d37d5c10 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：榛野 | 作成日時：2015年10月27日 14時
