She is loved by him.

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私は慎の肩を掴む









『慎！！慎！ねぇ…っ！』









揺さぶっても全く起きない









『慎……っ』









私は体の気力が抜けへなへなと床に座り込んでしまった









ゆっくり自分の手のひらを見つめると慎の血が
べったりと付いていた









『…嘘でしょ…っ？』









私はベッドから垂れ下がっている慎の手を掴んで握る









『起きてよ…っ慎…っ』









一体誰がこんな事したの？









北人side








大学の講義中ふといつもAが座っている辺りを見るとAがいなかった









(ということはもうあいつの家に行っちゃったのかな？)









(きっとAは今、あいつの死んだ姿を
見て泣き崩れてるのかな〜早く慰めてあげよ)









事はつい昨日の夜に起きた

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