【呪術廻戦】静かに生まれた最強の成長日記

7ページ ページ8

○月◆日 綺麗な星空


今、起きたばかり。さっきの夢のこと、忘れないうちに記録しておく。


夢の中の感覚や感想がびっしり書かれている


こんな感じだった、もう書くことがないので寝よう。ちなみに今の時間は、夜中の3時。マジ眠い

おやすみ。




○月◆日 大雨


昨日の夜？いや、今日か。今日の夜は、星空だったのに、朝起きたら大雨……。

いやー、日記に書いておいて良かった！

夢の中の感覚やら感想が半分くらい頭から消えてた。九十九先生に夢について書いたノートを見せたら(これとは別)、おそらく生得領域では？とのこと。

あと、ノートの字汚すぎ〜って言われた。3歳児はな、普通字が書けねぇんだよ！！




○月＊日
　
　
　
○月♡日
　
　
　
○月◆日
　
　
　
○月★日




○月○日 晴れ


あれから、生得領域に入ることが多々あった。その度に、私の術式がどういうものなのかが、分かってくる。

おそらく、私の術式は…………




★★★



(さすがに体術の才能がゼロだった時は思わず爆笑しちゃったけど。案外何とかなるものだね)

少女の攻撃をいなしながら九十九は満足気に頷く。しかし彼女は、3歳の女の子に体術の才能も糞もないということに気づいていない。

「完璧とは言い難いけど、形にはなってきたな」

「やっとか……これでも幼稚園では運動神経抜群って言われるようになりましたから」

初めて会った日から丁度一年。4歳という年でありながら、目の前にいる少女はおそらく三級程度なら難なく祓えるくらいには成長していた。つまり拳銃、凄い幼稚園児。

そして今日、九十九由基は少女に言わなくてはいけないことがある。


「さて、A。私は暫く外国に行く」

「は？……唐突ですね」

「まあ忙しいし、外国は呪霊の数は少ない。研究も捗るだろうしな。」

「へぇ……やっと仕事をするんですね」

「……………………」

そう言った少女に、鉄骨がおちる。

「イッタ！……なんで殴んの!?」

「体術さ、このくらい避けられるようになれ」

「……………………ハイ」


と、まぁこんな感じのいつもの二人。


「……戻ってくるんですか？」

「まぁな、電話とか質問くらいは受け付けてやる」

「そうですか……」

「体術も形にはなった。呪霊に襲われても、基本的に自分の力でどうにか出来る」


そうだ、最初から自分の身を守るために教えてもらっていた。そして少女は今、自分の身を守れるくらい強くなっている。

8ページ→←6ページ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す