【呪術廻戦】静かに生まれた最強の成長日記

《五条は術式対象の自動選択を身につけていた》

そんなテロップが見えた。なんでも、物体の危険度を選別できるらしい。

いいなぁ、私はそういう選別ができないからな。

問答無用で消しちゃうから…。




○月♪日 晴れ


太陽がジリジリ頭上から容赦なく照りつける夏。こういう時は、プールで遊びたいと思うのが人間。

お金持ちの悟くんに、お家にプールないの？って聞いたら…あるわけねぇだろ！と言われた。

プール行きたいなぁ。




○月#日 雨


湿気がヤバい。めちゃくちゃジメジメしてる。硝子ちゃんが、雨の匂いやば〜って言ってた。

そこで悟くんが、なんで雨って匂いすんだ？って呟いた。

ふっふっふ……私はなんでか知っているぞ！


あ、皆は知ってる？なんで“降り始め”と“雨上がり”で匂いが違うのか。

『ペトリコール』がいわゆる“雨の降り始めの匂い”であるのに対して、“雨上がりの匂い”といえるのが、『ゲオスミン』と呼ばれる匂いなんだよ！

それを悟くんに教えたら、お前本当に5歳児⁇って言われた。




○月＊日 晴れ


私、夏が嫌いになりそう。なんで心霊番組なんてやるの？

そういう番組があるから、肝試しに行く人が増えるんだよ。そんで、肝試しに行った人が行方不明になって、呪霊がまた増えんだよ。

もう、負の連鎖じゃん。安易に心霊スッポットなんて行くなよ!



○月★日 晴れ


死屍累累。あ、蝉のだよ？人じゃないから。

高専は森で囲まれてて、虫が取り放題！なんて言っていた時期もあったね。

はぁ、天元様の結界…蚊には通用しないんだね。呪霊限定なんだね。

おかげで、私も一日中ずっと虚空を纏っているよ。

刺されるのは嫌だからね。痒いし、不潔だし。