紫｢第3話だよ｣ ページ5
水樹｢そーいえば明日は久しぶりの学校だな。｣
柚斗｢久しぶりじゃないよ。3日前に行ったじゃん。｣
紫｢そうだね｣
『明日部活に顔出してくる。』
柚斗｢僕もサッカー部の朝練行ってくる！｣
紫｢僕は少し遅めに行こうかな。｣
柚斗｢え、部活来ないの？｣
紫｢うん。｣
水樹｢じゃあ俺は紫と一緒に登校する〜。｣
紫｢そういえばそろそろ
期末テストがある頃じゃない？｣
水樹｢はぁ！？｣
『ヤバイな』
柚斗｢水樹は顔よし性格よし運動神経よしで
ダンスかっこよくて楽器もできちゃうって、
ほぼ完璧なのに頭だけ悪いよね〜。｣
水樹｢A！助けてくれ！｣
『いいよ。』
紫｢それなら、みんなで勉強会やらない？｣
柚斗｢いいね！明後日とか！｣
『明後日？22日の土曜？』
紫｢うん。｣
『！ごめん！俺その日無理だ！』
水樹｢？その日の仕事は夜の8時半だぞ？｣
『ああ。そうなんだけど…
その日、他校との練習試合があってちょっと…』
柚斗｢じゃあ別の日にするか〜｣
紫｢まずテストがいつかわからないから
仕事があるかどうかもわからないんだよね…｣
水樹｢なぁ、とりあえず明後日、
仕事は夜なんだからさ、それまで暇だろ？｣
柚斗｢僕部活ない｣
紫｢僕も｣
水樹｢じゃあAの練習試合見に行こうぜ｣
紫｢そうだね。
あ、でも全員で行ってバレないかな。
キセキの世代っていろんな人から人気で
いろんな雑誌にも載ってるしAも、
謎の天才として有名なんでしょ？｣
水樹｢いつも以上に変装すればいいし
Aも俺らも名前変えてるからバレねぇだろ｣
柚斗｢そだね。紫は心配し過ぎなの。｣
水樹｢つーかAがいちばんバレないだろ｣
柚斗｢ステージにいるときと普段が凄い違うよね(笑)｣
紫｢でもステージにいるときも素なんだよね？
もはや二重人格なんじゃないかな…｣
柚斗｢ほんと。｣
水樹｢でも家に居るときは
学校に居るときほどクールじゃなくね？｣
紫｢なんでもっとオープンにならないの？｣
『ものすごく静かでいると
少しずつ存在感が消えてくるんだよね。』
柚斗｢バレなくするため？｣
『うん。』
水樹｢すげーな;｣
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作者名：疾風 | 作成日時：2017年3月28日 9時
