【完結】秘密のキスをしよう

４ ページ4

・





「まだ決まんねーの？」



「だって全部美味しそうだから！」



「先に注文して良い？笑」



「もう決めたから黙って。これにする」





・





・





潤に連れてこられたのは、キラキラした照明がピカピカの床やテーブルに反射してて、店員さんはみんな顔が整ってるような、とにかくお洒落なカフェ





・





潤いわく『アイバさん』っていうイケメンな人が居るらしく、その人目当てにやって来るお客さんが多いらしい...





・





・





このお店にぴったりな私の幼馴染みは「すみません」なんて謝罪の言葉を使っておきながら、笑顔で手をヒラヒラさせて店員さんを呼ぶ





・





案の定可愛い店員さんが来て、潤を見ると頰を赤くしながら注文を受けてホールに戻っていった





・





・





「こんなお店あったんだね」



「もしかして知らなかった感じ？」



「うん。だって私お弁当持って行ってるし(冷凍食品の詰め合わせだけど)」



「一人暮らしになるとお前でも料理するようになるのな」



「そうなの。(簡単な卵料理だけね)」



「じゃあそのお陰？」



「何が」



「雰囲気よくなった事」



「そう？」



「黙ってれば、ね(笑)」



「は？」





・





そういう所だよ。って笑う潤を軽く殴ろうとしてたら、さっきの可愛い店員さんが飲み物を持ってきた





・

５→←３

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す