6話 槿 ページ8
車は出せるスピードMAX、まさしく超特急で坂の下まで来た。
車内で渡されたパンの袋を開け、運転手に「ありがと！」と礼を言う。
そして私は自分の全力で、かつてこれ以上の速度を出したことはないくらい速く走った。
坂のてっぺんまで来るとそこには古ぼけた校舎。
うちでお金出すから建て替えてあげたいレベルで古い...というかボロい。
肩を上下させながら何回か深呼吸をして、校舎に入っていった。
床も古い、壁も古い。
流石隔離校舎なだけある、という感じ。
教員室に居た烏間さんに何度も礼をして、踵を返した。
いくらなんでも遅刻ってレベルじゃないだろこれ。
...もう授業半分終わっちゃってるよ！
サボり魔もびっくりだわ！
とか思いながら、教室の扉をこんこんと叩いた。
中から想像以上に大きい化け物が出てくる。
今日からこいつを殺すのか。
少し、冷や汗を掻いた。
「遅かったですねぇ！」
「遅刻してしまって。ごめんなさい。
昨日は不安で全然寝付けなかったの。」
なぁんてありふれた嘘を織り交ぜながら話す。
第一印象は、でかい。あと面倒そう。
「さぁ中に入ってください！自己紹介しましょう！」
時間調整しなかったけど、お昼の時間に来れてよかったな。
「初めまして、私は早月沙羅。
今日から宜しくお願い致しますね！」
ぺこりとお辞儀をする。
多分化け物は気を張ってない。
実力試しなら、今がチャンスか....?
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テオ(プロフ) - 白槿黒凉さん» ありがとうございます(^.^)(-.-)(__)自分のペースでがんばって下さい(>_<) (2017年8月13日 15時) (
レス) id: 248aef0291 (このIDを非表示/違反報告)
白槿黒凉(プロフ) - テオさん» 遅くなって申し訳ないです！有り難う御座います！更新の励みになります！ (2017年8月12日 23時) (レス) id: 80e6b300ce (このIDを非表示/違反報告)
テオ(プロフ) - とても面白かったです！更新頑張って下さい！(*^^*) (2017年8月11日 20時) (レス) id: 248aef0291 (このIDを非表示/違反報告)
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