Memory with her 2 ページ3
この腕を離してしまえば、もう2度とこの声は聞こえなくなってしまう。
そんな不安がボクを狂わせてゆく。
「離さない」
『もう、ダメなのよ。…お互い、新しい道を探しましょう』
冷たい彼女の手が触れた瞬間、ボクの中で何かが弾け跳んだ。
「どうして！？ ボクには君が必要なのに！！」
ボクは叫ぶなり、彼女の首筋に指を絡ませていた。
驚いた彼女は一瞬ひるんだものの、激しい抵抗を見せ始める。
彼女の長い爪が手の甲に食い込み、切れた皮膚から紅い血が流れ出す。
流れ出す真紅の血が、更にボクを狂わせてゆく。
『くぅ…やめ、て……』
喘ぐ彼女の声も耳に届かない。
ボクは手にこもる力を更に強くする。
やがて彼女の抵抗は徐々に薄れてゆく。
必死にボクの手を解こうとしていた腕は、糸の切れたマリオネットのようにぐったりと床に落ちる。
ゆっくりと目を閉じた彼女のそれは、それから2度と開く事はなかった……
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ayatan51(プロフ) - chie8212さん» ご無沙汰してますぅww にゃははf(^_^;) ユノさん、激しい男なので(＋_＋) 愛…故の行動という事で 汗汗 (2013年1月30日 0時) (
レス) id: a33372400f (このIDを非表示/違反報告)
chie8212(プロフ) - お久しぶりです(^^)読んでる途中ですが…えぇ！？ユノが殺しぃ！？((((；ﾟДﾟ)))))))あわあわ (2013年1月29日 23時) (レス) id: 5dd3a01eae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠貴 綾
| 作成日時：2013年1月20日 14時
