19.CAFE・LOVE ページ20
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その日は、日曜日の昼だったーーーーーー………。
春だと言うのに、恐ろしいほどのカンカン照りで自分の中で悲鳴が上がっている。
……そんな、……暑い暑い日に熱い熱い恋をした。
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『今日、空いてる？』
なんて、誘いのメールかと思わせるLINEが来た。
このトークはいつか途切れるものだと思っていた。
……もしかしたら、｢また会いましょう｣なんて言葉は嘘の塊で、もう会えないんじゃないかって思ったりもした。
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昨日会って、また今日も。
このトントン拍子で付き合えたらな、なんてね。
……そんな、夢物語。
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『空いてますよ。』と送り返すと、すぐつく既読にドキドキが止まらなくて
あー、もうどうなるんだろーって。
早くしてくれー！って胸が騒いでる。
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『じゃあ、おすすめのカフェがあるから行かない？』
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ニヤけた。
早起きしてよかったって、心からおもった。
カフェなんて…。オシャレな大野さん。
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「遅れましたっっ！」
智「え。待ってないよ。」笑
「ごめんなさい…。」
智「気にすんなー」
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…私は、堂々と遅刻をした。
まさに、恥さらし。
ああ、穴があるなら入りたい…。
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メイクやら、服選びやらで。
あー、もうドタバタで
遅刻はしないようにしたんだけど！
ってのを大野さんに力説した。
大野さんは笑いながらゆっくり話を聞いてくれて。
落ち着くなって。
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大野さんはふふっ、て女子かっ！ってツッコミが入るようなかわいい笑い方してた。
なんで笑ってるのか分かんないけど、………一度でいいから、この人に抱き締められたいなって思ってしまった。
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20.それは、まるで幻のようで。→←18.妹ちゃんになぜか嫉妬してしまうのはきっとバカで嫉妬深い...sideY
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作者名：成瀬
| 作成日時：2017年2月14日 21時
