18.妹ちゃんになぜか嫉妬してしまうのはきっとバカで嫉妬深い...sideY ページ19
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ーーー…いやぁー。
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街灯に照らされた横顔。
そこに隠れた疲労は、とても大きいものであると感じられる。
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大きく伸びをした翔は、やっぱりかっこよくて
……どんな時でもかっこいい、って。
あれ、末期症状？バカップルの始まり？
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でも、バカップルじゃなくて純粋な、周りから羨ましがられるようなカップルなのは、翔がちゃんとし過ぎているから。
そこに文句があるわけじゃなくって、……尊敬しているところで。
……かっこいーなー。……ここでも末期症状。
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翔｢いやー、楽しかったねー。｣
鈴香｢ほんとほんと。｣(笑)
翔｢はー。Aと智くんどーなるかね。｣
鈴香｢ふふ、LINEも交換してたし？｣(笑)
翔｢ニヤニヤが止まってないぞ。｣(笑)
鈴香｢ふふふ。｣
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見つめ合って、笑う2人は今日初めて出会ったなんて思えないほどラブラブだった。
これはお世辞なんかじゃなくて、本当に。
……こりゃ上手くいくわ。勘が働いてる。
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鈴香｢Aちゃん人懐っこいもんねー……。｣
翔｢かわいいし。｣(笑)
鈴香｢…うん。｣
翔｢今日なんて思いっきりオシャレしてたしねー。……大人になったよ、アイツも。｣
鈴香｢すごいオシャレしてたよね。｣
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さすが俺の妹！なんて力弁してる翔はきっと知らない。
……なんで嫉妬してんの。
……妹なんだし、Aちゃん普通にかわいいし。
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……翔は、なんで鈍感なの？
……きっとブッッッサイクな顔してるだろうな、私。
……でも気づけないなんて、翔は女心分かってないね。
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鈴香｢ちょっとうるさ｣
翔｢俺、アイツの兄じゃなかったら惚れてるかもしれねーわ。｣
鈴香｢……ぇ｣
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女の子はみんな、嫉妬は妬くと思うの。
でもね、……この場合って妬く方もあれだけど、妬かせる方も、……酷いんじゃないかしら。
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作者名：成瀬
| 作成日時：2017年2月14日 21時
