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00.プロローグ ページ1
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ハラハラ、舞い落ちる桜を手にとっては落とす。
その桜を眺めながら、今日もあなたを想う。
…思ったって、帰ってこなかったけどね。
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立派な葉が見える。
それを見るたび負けてらんないな、って。
…あなたは他のヤツに負けてるけどいいの？思ったって変わらないけどね。
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やがて緑は赤や黄色に変わる。
秋の空のように、私の心はコロコロ…優柔不断みたい。
…あなたがかつて愛した女はここにいますよ。…あなた次第だけどね。
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独りになった、木が一人ぼっちだった。
だったらなんかしらつけてあげなきゃ、ね？
あ、私も一人だった、だったら一緒に幸せになりませんか？
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これは。
とある男性３人と、とある女性３人の。
四季を巡った大人な恋のお話……。
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作者名：成瀬
| 作成日時：2017年2月14日 21時
