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五条side
補助監督「五条術師、到着しました。」
「お疲れ様です。」
顔を上げ、窓の外を確認するとそこはもう高専の真前だった。
『お、もうついてたんだ。』
『じゃ、』
俺がそういうと補助監督の女の人、名前なんだっけ。
えーと、鈴木サン、、?は一礼して車を走らせて行った。
数時間ぶりに帰ってきた高専。
A、硝子となんか話たんかな。
傑はまだ帰ってきてなさそうだし。
______とりあえず、Aと硝子んとこいくか。
そう思い廊下を歩いていると、
窓に顔を出しながらタバコを吸っているクラスメイトの姿。
『硝子、Aは。』
家入「あ、五条じゃん。」
「体調崩したっぽいから事務室で寝かせてるよ。」
『は?体調崩しったって、どういうことだよ』
家入「多分、持病か何かの発作じゃない?」
「咳も出てて息苦しそうだったから、喘息とか、、?」
さすが、医師免許取得しようとしてるだけあるな、、笑
まぁ、今平気なんだったらよかった。
____よかった、、?
なんで俺が出会って数時間のガキンチョの体調心配してんだ。
ほんっと、調子狂うわ。
家入「そんなことより五条、Aどうするつもりなの?」
これが、本題ね。
家入「A、呪霊の存在、知らないんでしょ?」
『嗚呼。どうすっかなー』
俺たちがAにどう接するかによってAの人生は大きく変わるだろう。
変わるどころじゃない。
地獄に進むか普通の道に進むかの究極の選択。
家入「五条はAが術師目指すの、どう思う?」
俺は、俺はどう思ってんだろ。
Aに術師になって欲しいのか、、?
『まだ何も考えてねぇよ。』
家入「あっそ。でも、早く決めなきゃだな。」
硝子の言う通りだともう。
Aを高専せ預かるとしても、呪霊の存在は必ずいつかどこかで耳にするだろう。
だからと言って、今説明しても混乱を招くだけだろうし。
__ガキンチョにこれからの人生を決めさせるのは重すぎだしな。
『明日、話してみるわ。』
明日は俺も傑も任務がなかったはず。
Aに呪いの存在をしっかり説明するのは明日にしよう。
家入「分かった。」
「私の方からAに五条達がはなしがある事、伝えとく」
『分かった』
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世桜 - 雷鴉.Nさん» 廃病院、、!! お話いっぱい思いつくので、書かせていただきますね、、! 喜んでもらえて嬉しいです! (9月10日 21時) (レス) id: b0405564f9 (このIDを非表示/違反報告)
雷鴉.N - 架空の場所、がいいです。えっと、廃病院とか? この作品大好きです! (9月10日 9時) (レス) @page15 id: 37dd88ffaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:世桜 | 作成日時:2023年8月31日 1時