【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ２【愛され】

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何杯かお酒も飲み進め、お茶漬けなんかも食べて、お店を出た。

次の日がオフだったらいいが、生憎みんなお仕事。
芸能仕事に関して、仕事があるという事は有難いことだ。

その仕事に支障が出ない為にも、早めに切り上げる。

｢割り勘でいいですよね？｣とレジに伝票を持っていこうとすると、既に木村と岡本が払ってくれていたらしい。

いつの間にか払われていて、｢…っえ、ちょっと待って下さい流石に悪いです。｣とお財布に手をかける。

さすがに何度も奢られるのは悪い気がする。


すると、二人は｢いーのいーの。女に払わせる方が恥ずかしいでしょ。｣と茶化しながら言った。

どこまでも彼らはイケメンなのだ。

普段先輩としか見ていないAでさえも、そんな事言われたらついキュンっとしてしまう。


でもやっぱり悪い気はするので、｢…ありがとう、ございます。…なら！今度！皆さんになんか奢ります！あ、それかプレゼント！｣と付け足した。


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二人は隣の駅から出ている電車の線で帰るらしく、居酒屋の前で別れた。

Aは、ここから最寄りの駅で電車が出ているのでそこに向かって歩く。
愛用しているWALKMANとイヤホンをバッグから出して、耳にさす。


と、prrr…とタイミングよく着信がAの鼓膜に響いた。









｢あれ、たっつん先輩？｣





画面に映る(たっつん。)の文字。


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