私の家族。【アイ★チュウ】 (ページ2)

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1話ページ2

「すまないね、親戚と言っても本当に遠い遠い親戚なんだ。
もし君が良ければ我が家に来るかい？嫌なら大丈夫だが…」

ちょっと申し訳なさそうな笑顔でこちらを見る彼。

遠いがあまりに血が繋がって無いのを申し訳なさそうに思っているのだろうか。

子供は親を選べないと言うが引き取り先は選んでも良いのだろうか。

私はまだ子供。引き取る、と言えば本人の意思も考えてではあるだろうが引き取れるというのに

彼は本人に決めさせようとしているのだ。

きっと彼は優しい心を持って居るのだろう。

子供好きだし、こんなの見てられない。という理由で引き取るなら分かるが

私は子供と言っても小学生や幼稚園児ではないのに

彼は私を引き取りたいというのだ。

まぁ行くあてもない私が今断れば施設行きになるのだ。

ここは優しさに甘えよう

そう思い彼に返事を返した

「貴方が良ければ…」

「そうかそうか！
私は折原輝だ。これからよろしく頼む！！」

「AAです。よろしくお願いします」

彼はそう言うとにこ、と微笑んだ。