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Aside
マースがいたずらしないよう注意を払いながら
ぱぱっと最低限のお化粧を済ませていたら
樹さんが再び浴室から出てくる音が微かに聞こえた。
マースがひとり遊びを始めたから
ちょっとそのまま遊んでてね、なんて声をかけて洗面所に向かう。
閉まっていた洗面所の扉が開いていてその中を覗くと
上裸の樹さんがその美しいお顔に化粧水をはたいていて。
髪を乾かすためにドライヤーの準備を始めたとき。
樹「ん？ふふっ、どうした？」
鏡越しに視線が合って
盗み見していることに気付かれてしまった。
『いえ、なんでもないです。気にせず続けて下さい』
なんて返せば、いや気になるなぁ、なんて笑いながら
ドライヤーをかけはじめた。
よく見える鍛え上げられた体。
厚みのある胸筋も、綺麗に割れている腹筋も
引き締まった背筋も、太くて逞しい腕も。
昨晩、たくさん触れていたはずだけれど
まじまじと見る余裕はその時なかったから……。
改めて、あの体が私のことを優しく包み込んでくれていたのだと思うと
体も頬も火照るような感覚がした。
樹「ふふっ、そんなじーっと見ないでよ。えっち」
『そ、そんなんじゃ……！』
私の反応に、少し悪戯に微笑みながらドライヤーの片付けをする。
その微笑みが、意地悪なはずなのに、すごく優しくて。
どうしよう、大好きだ、なんて思ったら
体が勝手に動いていて。
樹「おお、びっくりした。ふふっ。ほんとどうしたの」
無防備になっていた樹さんの背中に、そっと抱き着いていた。
『……くっつきたく、なっちゃった』
私の言葉に少し擽ったそうに笑った声が聞こえたなと思ったら
ゆるく回していた腕の中で樹さんが体の向きを変えて。
樹「せっかくなら、こっちにしてよ」
正面から、ふわりと抱き締め直してくれた。
しっとりとした、まだ温かい肌の感触が心地良い。
でも、さっきまで見ていた胸筋に頬にあたっていて
改めてその逞しさを感じる。
樹さんの腕の中の心地良さと
直接的な肌や筋肉の感覚への恥ずかしさが入り交じって
頭の中がパンクしそう。
.
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M a(プロフ) - 貴世さん» コメントありがとうございます。そして、読んでいただきありがとうございます。続編は只今準備中ですので、整い次第通常公開とさせていただく予定です。それまでもう少しだけお待ち頂けますと幸いです😳 (2023年4月13日 8時) (
レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
貴世(プロフ) - 初めまして、小説楽しんで読んでいます、探してたもの、見つけたかもー3ー藤原樹のパスワードを教えて下さい、続きが読みたいです、お願いします。 (2023年4月13日 0時) (レス) id: fd9a14ea59 (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - 彩夏さん» コメントありがとうございます☺︎︎︎︎ それからまた久しぶりの投稿になってしまいまして……すみません😢 お待たせいたしました😢 更新が嬉しい、そのお言葉でがんばれます😳 引き続きよろしくお願いいたします！ (2023年3月7日 11時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - こんにちは☺️ 久々の更新楽しみにしてました（ ; ; ） 占ツクを開いて、この作品が更新されているとすごく嬉しいです♡ 今回の更新もキュンが止まりませんでした🥰 またお時間がある時に更新してくださるのを楽しみに待っています！ (2023年2月13日 4時) (レス) id: 12838cc98b (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - りーさん» 優しかったです🥲♡ 大阪の方に私は行きました！ (2022年11月3日 22時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M a
| 作成日時：2022年10月1日 14時
