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Aside
Aちゃんこれ着てな、と寝室を出る前に着せられた
樹さんが昨晩寝る前に着ていたＴシャツ。
私が寝る前に借りて着てたＴシャツだって同じ場所に脱いであったのに
こっちを渡されたことに、なんだか擽ったくなった。
樹「Aちゃん、シャワー浴びる？」
『あ、浴びたいです、けど、樹さんも浴びたいですよね……？』
樹「うん、俺も行きたいけど
コーヒーメーカーセットしたりするし。
よかったら先行っといで」
そう言われ、お言葉に甘えて先にさくっとシャワーを済ませることに。
夜にじとっとかいた汗を洗い流していたら。
樹「Aちゃん？入っていい？」
『へ？だ、だめです……！』
扉の向こうから樹さんのそう言う声が聞こえて。
すりガラスで見えないとは分かっているけれど、
慌てて体を隠してお断りの言葉を伝える。
樹「ふふ。ウソ。安心して。
Aちゃん、昨日着てきた服着て帰る？」
『はい、そのつもりです』
樹「じゃあ、その服ここ置いておくね」
昨日畳んで置いておいた私の服をわざわざ持ってきてくれたらしい。
『ありがとうございます』
樹「ん。慌てなくていいからね」
そう言い残して脱衣場を出ていく樹さんの足音。
優しさに溢れすぎている。
あまりにも、私に甘くて優しい。
『甘すぎて溶ける……』
いつもふとした瞬間に
唐突に自分の中に溢れる樹さんに恋する気持ちは
本人に言葉にして伝えている以上に自分の中に大きく存在していて。
自分の中だけに留められなくなって
こうやって、時折独り言として溢れていく。
昨日の夜も、熱く激しく愛される中でも
節々に樹さんの気遣いや労りを感じた。
まだ昨日の名残りが気怠さや違和感として残っているけれど
それがこんなにも嬉しい。
シャワーを浴びながら昨晩の余韻に浸ってしまって
樹さんをお待たせしていることを忘れていた。
急いで浴室を出て、服を着て、リビングに戻る。
『樹さん！お待たせしてしまってすみません！』
樹「んーん。おかえり。じゃあ俺も入ってきちゃお〜」
ちゃんと髪乾かすんだよ？と
私の肩に掛けてたタオルを頭に乗せてわしゃわしゃっと軽く拭いた。
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M a(プロフ) - 貴世さん» コメントありがとうございます。そして、読んでいただきありがとうございます。続編は只今準備中ですので、整い次第通常公開とさせていただく予定です。それまでもう少しだけお待ち頂けますと幸いです😳 (2023年4月13日 8時) (
レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
貴世(プロフ) - 初めまして、小説楽しんで読んでいます、探してたもの、見つけたかもー3ー藤原樹のパスワードを教えて下さい、続きが読みたいです、お願いします。 (2023年4月13日 0時) (レス) id: fd9a14ea59 (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - 彩夏さん» コメントありがとうございます☺︎︎︎︎ それからまた久しぶりの投稿になってしまいまして……すみません😢 お待たせいたしました😢 更新が嬉しい、そのお言葉でがんばれます😳 引き続きよろしくお願いいたします！ (2023年3月7日 11時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - こんにちは☺️ 久々の更新楽しみにしてました（ ; ; ） 占ツクを開いて、この作品が更新されているとすごく嬉しいです♡ 今回の更新もキュンが止まりませんでした🥰 またお時間がある時に更新してくださるのを楽しみに待っています！ (2023年2月13日 4時) (レス) id: 12838cc98b (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - りーさん» 優しかったです🥲♡ 大阪の方に私は行きました！ (2022年11月3日 22時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M a
| 作成日時：2022年10月1日 14時
