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Aside
出来ないなりに頑張って用意したキムチ鍋はすごく美味しくできた。
といっても、私はお野菜を切っただけだし
味付けは樹さんが買ってきてくれた鍋のもとで完璧だった。
それでも、２人で用意したという事実が
今日の私たちには大事なことだから、これで十分なのです。
樹「ほんとにいいの？」
『はい。大丈夫です』
家まで送るよ、と言われたけれど
さすがにそれは申し訳ないしそこまで遠いわけじゃない。
それに樹さんの仕事を知ってしまった手前
易々と外を２人で歩くのは気が引ける。
まぁ、知らなかった時は普通に一緒に歩いてしまってたけど……。
名残惜しいけれどここで、と玄関で見送ってくれる。
樹「いつでも来てね」
『はい。マースにも会いたいし、またお邪魔します』
マースは玄関までは来られないようにしているから
リビングの扉のガラスからじーっとこちらを見ている。
また来るね、とマースに手を振った。
樹「来るのは、マースに会うためだけ？」
すると、そんな答えが分かりきっているような質問を
私がどんな答えを返すか
分かりきっているような表情で聞いてくる樹さん。
『んふふ』
樹「ふふっ。笑って誤魔化された。
あー、さみしいなぁ。マースに会いに来るだけかぁ」
ニヤニヤしながら、拗ねるふりをしている。
なんてかわいい人なの、私の恋人は。
『ふふっ。樹さんに会いに、また来てもいいですか？』
樹「もう一声。来てもいいですか？じゃなくて？」
来てもいいですか、じゃなくて？
もう一声？
えっ……なんて伝えるべきなんだろう？
もう一声ってことは、まだ伝えるべきことを伝えられてないってこと？
樹さんの言葉に、自分なりに考えてみて出た言葉。
『……だいすきです！』
今他に伝えることがあるとするなら、この言葉だなと思ったけど。
樹「ははっ、そうきたか」
そう笑いながら私の頭を優しく撫でた。
どうやら、違ったらしい。
『なんて言えば正解だったんですか？私』
樹「んー、“会いに来てもいい？”じゃなくて“会いに来るね”って
言ってくれてもいいのになーって思ったの。
だけど、それ以上の言葉貰っちゃったから。Aちゃんが正解」
.
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M a(プロフ) - 貴世さん» コメントありがとうございます。そして、読んでいただきありがとうございます。続編は只今準備中ですので、整い次第通常公開とさせていただく予定です。それまでもう少しだけお待ち頂けますと幸いです😳 (2023年4月13日 8時) (
レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
貴世(プロフ) - 初めまして、小説楽しんで読んでいます、探してたもの、見つけたかもー3ー藤原樹のパスワードを教えて下さい、続きが読みたいです、お願いします。 (2023年4月13日 0時) (レス) id: fd9a14ea59 (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - 彩夏さん» コメントありがとうございます☺︎︎︎︎ それからまた久しぶりの投稿になってしまいまして……すみません😢 お待たせいたしました😢 更新が嬉しい、そのお言葉でがんばれます😳 引き続きよろしくお願いいたします！ (2023年3月7日 11時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - こんにちは☺️ 久々の更新楽しみにしてました（ ; ; ） 占ツクを開いて、この作品が更新されているとすごく嬉しいです♡ 今回の更新もキュンが止まりませんでした🥰 またお時間がある時に更新してくださるのを楽しみに待っています！ (2023年2月13日 4時) (レス) id: 12838cc98b (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - りーさん» 優しかったです🥲♡ 大阪の方に私は行きました！ (2022年11月3日 22時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M a
| 作成日時：2022年10月1日 14時
