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樹「でもそれで、Aちゃんのことを
あんな風に傷付けてしまうことになるなんて思わなくて
めっちゃ反省した。あの時は、本当にごめん」
情けないけれど、これがあの時の事実。
自分の保身を優先した結果があんな状況を生んでしまった。
『いや……。その……あの時は、私も
樹さんの真意をちゃんと聞かずに逃げるように帰っちゃったので……』
樹「ううん。逃げたくなって当然だと思う」
今更こんなことを言われたって
どうしようもないなんて分かっている。
これこそ、俺の保身でしかない。
それと。
樹「あと、Aちゃんの気持ちを分かった上で
Aちゃんのこと好きって言うのも、ダサくてごめん」
『そんな……ダサいだなんて、思ってない、です』
樹「……ふふ。ありがとう。
でも、これだけは勘違いしないでほしいんだけど……」
この話において、一番分かっていてほしいところは。
樹「“俺のこと好きって言ってるから俺も好き”、じゃないから」
俺だって。
樹「ずっと好きだったから。Aちゃんのこと」
本気で恋するとあんな風に自分に自信がなくなって
臆病になって、好きな人の前でこそかっこよくいたいのに
ダサい情けない自分しか出てこないなんて。
そんなの、知らなかった。
樹「好きです。Aちゃんのこと」
でも、そんな俺だからこそ
もうちゃんと真剣な思いを言葉にして伝えないと
自分に魅力を感じてもらえないから。
『……っ、もう、分かりました。
だから、そんな、何回も言わないで……』
両手で顔を隠して、下を向いて。
その行動と言葉が、どういう気持ちでいるのか今の俺には分からなくて。
樹「……ごめん」
また悩ませて、苦しませているんじゃないかと思うと
申し訳なくなって、つい謝ってしまった。
『……なんで、謝るんですか……？』
すると、Aちゃんが隠していた顔を少しずつ見せてくれて。
『樹さんが私を好きになるのは……謝らなきゃいけないことなんですか……？』
少し潤んで、不安そうな瞳が、俺を見つめた。
俺はまた、あの日と同じことをしそうになっている……？
今度こそ、間違ってはいけない。
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M a(プロフ) - Megさん» 優しさに優しさを加えた餡を樹くんという皮で包んでみました♡(笑) えー！ぜひ書いてください〜！読みたいです〜！(ちなみに以前書かれていた樹くんのお話何度も読んでます😳) これからも癒しでいられるよう頑張ります！ (2022年9月14日 19時) (
レス) @page41 id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - 樹くん優しすぎません？✨こんな優しい樹くん作品を見ると、私も樹くんを書きたくなっちゃうじゃないですかっ！笑 ほんとこの作品癒しです☺️これからもご自身のペースで更新頑張ってください♪ (2022年9月14日 16時) (レス) @page42 id: cd0d8bd3ad (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - 結香さん» こんにちは。コメントありがとうございます！ まだまだ物語は始まったばかりですね……楽しんで頂けるようにがんばります😳 (2022年7月30日 16時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
結香(プロフ) - Maさんこんにちは😊続き凄く気になります。 (2022年7月29日 15時) (レス) id: 653a4da4cd (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - Megさん» わぁ、ありがとうございます！！！感激です！ そんなそんな、なるべく分かりやすい表現をとは心掛けているのですが、そう言って頂けてうれしいです😭 引き続きよろしくお願い致します😳 (2022年7月29日 9時) (レス) @page6 id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M a
| 作成日時：2022年7月12日 15時
