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一つの扉の前。
間違ってたらどうしよう、と何度も部屋番号を確認した。
よし。
緊張で強ばる指がインターホンを押すと、ピンポーンと呼出音が鳴った。
返事がないまま扉がゆっくり開いて中から現れたのは、少し前まで一緒にいた私の彼氏。
壱馬「ふふ。いらっしゃい」
『お邪魔します』
扉を大きく開いて私を中へと招き入れた壱馬くん。
気持ち的には恐る恐る入っていきたいところだったけど、もしものことを考えて急いで中へと入った。
壱馬「無事に来れてよかった」
『ほんと……何度も帰ろうか迷いました……』
壱馬「ふははっ、帰られへんくて良かった」
私の頭をさらっと撫でて、その手で私の頭を支えたまま額にキスを落とした。
壱馬「Aが俺ん家おる。やば」
『んふふ。私の方がもっとやばいです、きっと』
たかが家にお邪魔したくらいで、と傍から見たら思われるかもしれないけれど。
でも、こんなちょっとしたことでも私たちは幸せだと感じられる。
この緊張だって、やばいという言葉だって、幸せである証拠なんだから。
壱馬「ん、入って。リビングでもいいけど、俺の部屋の方がまだ居やすいやんな？」
今日はいないとしても普段はお母様も過ごしている家、リビングはもちろん共有だろうから壱馬くんのお部屋の方が確かにまだ落ち着くかも。
そんな私の気持ちを私よりも先に気付いて気を遣ってくれるこの人は、なんて素敵な恋人なんだろう。
『ありがとうございます。壱馬くんがいいなら、壱馬くんのお部屋の方がいい、かな』
じゃあこっち、と案内してくれた一つの部屋。ここがリビングと呼ばれないなんて、と思うほど広々とした一室だった。
その他にも扉がいくつもあったし、すごいところに住んでるんだな……と改めて感じた。
壱馬「ふふ。テキトーに好きなところ座っててええからな？」
緊張と驚きのあまり、入口に突っ立ってしまった。
『あ、うん。ありがとうございます』
どこに座ろうか迷った結果、床に座ろうかとも思ったけれど、壱馬くんが隣に座ることも想定してソファーの端に腰を下ろした。
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M a(プロフ) - km0107さん» いつもありがとうございます。続けてしまいました……😳 お気遣いもありがとうございます。km0107さんもお気を付けて健やかにお過ごしください💫 (2022年9月6日 20時) (
レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
km0107(プロフ) - 移行おめでとうございます。もちろん、二人のお話まだまだ読みたいです❤️まだまだ暑いですが、体調お気をつけ下さい🙇 (2022年9月6日 11時) (レス) @page50 id: 2f284eb8ed (このIDを非表示/違反報告)
riku推し(プロフ) - M aさん» え😳いつもありがとうございます😳😳Maさんに読んでいただけてるなんて、ものすごく嬉しいです！こちらこそ、今後もお付き合いよろしくお願いします♡ (2022年8月30日 15時) (レス) id: 6429ca0a87 (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - km0107さん» いつもいつも、待っていてくださりありがとうございます！ご期待に応えられるよう、がんばります❤️🔥 (2022年8月30日 14時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - riku推しさん» はじめまして！ありがとうございます。私もいつも、riku推し様の作品楽しく読ませて頂いております😳 そう言っていただけてありがたいです。壱馬くんもありがとう…！ 引き続きマイペースに更新させてもらいます。ぜひ今後もお付き合いお願いします♡ (2022年8月30日 14時) (レス) @page43 id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M a
| 作成日時：2022年7月12日 12時
