3話 ページ4
「いらっしゃいませー！」
明るい声、さすがだ。するとその店員さんは私たちを見て微笑みながらこっちに来た。
「また来てくれたんですね！今ちょうどカップルフェアをしてるんですよ、なので割引しますからね」
「ありがとう！」
「ありがとうございます」
客は多いけど店員も少なく小さめのお店。だからこそ仲良くなりやすい。それを分かってるジャックはさすがだなぁと思いながら2人で椅子に座った。兄妹に見える、とも言われるから恋仲だと思われるのは嬉しい。恥ずかしいから言えないけど。
「カップルに見えるんだね僕たち。嬉しいね」
「うん」
嬉しいと思ったのを見透かされたように言われるから動揺してしまったけど同じ思いなのが少し恥ずかしい気がして擽ったい。
向かい合わせの席、機嫌のいいジャックと一緒にメニューを見て注文をする。注文したはいいけど届くまでか少し遅いから、話をして待つしたないのだ。
「兄さん！A！」
びくっ、と2人で肩を震わせる。前より少し低くなった声だけど、聞き覚えのある声の持ち主。振り返ると予想通り、ロビンだった。
「はあ？なんでお前が来るんだよ！」
「兄さんとAが見えてさ、つい飛び込んじゃった！」
「つい、って…」
私を背後から抱き締めてくるロビン、すると店員さんが少し驚きながら来た。
「2人席だと狭いですよね、こちらの4人席の方にどうぞ」
「すみません、ありがとうございます」
「Thank You！」
案内されるがまま席に座る、私の隣にジャックが座るとそのままロビンは私たちの前に座った。ニコニコとするロビンも注文をしてこちらに向き直る。
「で、何でお前が来たんだよ」
「さっきも言った通り、通りかかったら偶然兄さんとAが見えたから咄嗟に入っちゃったんだ！」
「窓際だったからね」
さっきまで機嫌がよかったジャックはテンションが下がっていた。それでも追い返さない、小さくため息をついて諦めたらしい。
「兄さんたちはどうしてここに？もしかして僕抜きでデート！？」
「そうだよ、デートだった、お前が来たから終わっちゃったけどね」
「No problem！僕と兄さんとAの3人でデートすればいいだけだよ！」
「3人でデートか、そういえば3人でお出かけはしてないもんね」
「Aも乗り気だし、2人と一緒に居れるのは嬉しいからね！僕は全然良いんだけど、兄さんはどう？」
分かっているのかいないのか、ロビンはジャックに笑顔で尋ねた。
続く (更新停止中)
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夜月銀桜(プロフ) - 雪女さん» コメントと応援ありがとうございます！ジャックとロビンかわいいですよね、推しです。作品でも早めにロビンを出したいです。早めに更新できるように頑張ります！ (2021年12月18日 22時) (
レス) id: 4ba1a8817b (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - 続きがきになります(●︎´▽︎`●︎)更新楽しみにしてますジャックとロビンが可愛すぎて…応援してます (2021年12月18日 21時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
夜月銀桜(プロフ) - キシリトールさん» コメントと応援ありがとうございます！現在2話を作成中なので早めに更新できるように頑張ります！ (2021年12月13日 7時) (レス) id: 4ba1a8817b (このIDを非表示/違反報告)
キシリトール - 続き楽しみにしています。頑張ってください!応援してます (2021年12月12日 19時) (レス) id: 0cb5275f34 (このIDを非表示/違反報告)
夜月銀桜(プロフ) - ランドリウムさん» コメントありがとうございます、凄く嬉しいです！もう少しで1話を更新できると思うのでもうしばらくお待ちください！ (2021年12月12日 13時) (レス) @page1 id: 4ba1a8817b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月銀桜 | 作成日時：2021年12月4日 23時
