愛した主は機械であった ページ42
秋田「薬研兄さん達には、もう一人主君がいたんですか？」
薬研「そうだぜ。本当に、綺麗で、優しくて、気高くて、強くて………
最高の主だったんだ」
乱「薬研！そろそろ小絵さんの所に行こうよ」
薬研「…あぁ」
一期「彼女の好きな花はもったかい？」
乱「バッチリだよ！」
彼らにとって、小絵の墓参りは…
小絵と出会った日にすると決めてあった
その日には毎回、三振で墓参りに行く
人間界を通って………、
あのあと、乱達の元へ活撃審神者が来て、直ぐに小絵は行方不明になってしまった
三振でぼーっと歩いていると、祖父とその孫であろう男女が乱達の横を通りすぎた
「おじいちゃん！このパンフレットに載ってる刀をみにいこうよ！」
「んー？めんどくせぇなぁ。
大体刀なんざ見て何がおもしれぇんだ？」
その二人は、間違いなく、小絵とその祖父、元審神者にそっくりだった。
直ぐに分かった。
あの人達は、小絵と元審神者の生まれ変わりなのだと
「おじいちゃん知らないのー？
この、一期一振はすっごく兄弟思いの真っ直ぐな心を持った刀なの！」
一期「！」
「この薬研藤四郎っていう刀は、
主思いで、主は斬らない優しい刀なの！」
薬研「っっ、」
「でね、でね？
このすっごく可愛い刀が乱藤四郎で、
お洒落さんで可愛いの！」
乱「……っ！小絵、さんっ、」
三振りが名を言われ、彼らはじわりと涙があふれだした
「あ！お父さん！
あのねー？今おじいちゃんに刀の話をしてたの！
私のね、大切な、
大切な………家族なんだ」
小絵の生まれ変わりの少女は乱達を見て優しく微笑んだ。
そして、
"いままでありがとう。お前達を愛している"
そう、口を動かしてパクパクと、
明らかに乱達に向けて話し出した
少女はにこりと微笑むと、父と祖父とてを繋いで去っていった
乱「……よかったね。小絵さん、僕達も小絵さんの事…、大好きっ、」
愛した主は機械であった
だが、彼女は人と同等の優れた機械であった
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茶々丸＊(プロフ) - この間続きを作って消したんですけど、続きを書いてほしい方はいらっしゃいませんか？ (2018年8月20日 15時) (
レス) id: 6cec832baf (このIDを非表示/違反報告)
茶々丸(プロフ) - 紗椰さん» ォォォオォオ…よかったです。コメントありがとうございます。よろしければ他の作品も見てください( ；∀；) (2018年4月15日 9時) (レス) id: 273146eb1c (このIDを非表示/違反報告)
紗椰 - 感動しました！途中で泣いてしまいました！凄く良い話でした！;ω; (2018年4月15日 4時) (レス) id: f8c5bd1ea3 (このIDを非表示/違反報告)
茶々丸(プロフ) - あーたろさん» あぁ、はい。すみません。面倒くさがらず、ちゃんとします (2018年4月3日 21時) (レス) id: 273146eb1c (このIDを非表示/違反報告)
あーたろ(プロフ) - 今更で申し訳ないのですが、｢活劇｣ではなくて｢活撃｣です。 (2018年4月3日 2時) (レス) id: dad1cb8d7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶々丸* x他2人 | 作者ホームページ：http://sakuya.uranaituku-ru
作成日時：2017年12月14日 9時
