看板娘 56 ページ10
「月詠さんは？」
「あぁ、今年の春 十七になりました」
「一歳しか違わんのですか！？」
「も、もっと年上かと思ってた…」
「あぁ、大人びてるからな……」
老けて見えると言いたいのか。お店では元気っ子よりなんだが…
苦笑いをしつつ、声を出した
「聞こえていますよ」
「あ、すみません！悪い意味じゃないですよ！」
「分かってます、少しからかっただけですよ
私も皆さんの年齢に驚いてるんですから…」
やはり老けてみてますかね…と数名ショックを受けた様な顔になっている。まあ否定はしないが…
「そうじゃなくて……言葉遣いも丁寧ですし、身体もしっかりしている。周りもよく見れてる。大人びてる部分もまだまだあります
けど、ふとした時青年だと感じますよ
喧嘩してる時や笑ってる姿を見ると幼く感じますし…
あっ！うちの甘味を目の前にした時とか特に」
思い出してくすくすと笑ってしまう
おそらく尊敬する人や年上、先輩などにはもっと青年らしいのだろう。
この前の善法寺伊作を見た感じ、年下と居ることも多いんだろうな…きちんと年上らしさを出していた。頼り甲斐がある…と、思われてるはず……
「そんなに笑わないで下さい…」
「す、すみません。とても可愛らしくて……ふふふ」
なんとも言えない表情で善法寺伊作が言う
他の五名もなんだか恥ずかしそうだ。あ、七松小平太はそんなにか…？でも、うん
「そうゆう所が、ですよ」
…どっかの誰かさんに魔性だと言われそうだが、月詠がそうゆう子だから仕方ない
自分を納得させ、止まっていた足を進める
この子らの城はどんな城だろうな…と極東の城に夢を見ながら
極東の城は、我々の城や海沿いの城とも違う極東らしさが出てカッコイイからなぁ
「……あ、ま、待って下さい！月詠さん！」
「そっちじゃないです、右です！」
「あれ？すみません」
「あはは……」
「…もそ……」
目を細めて、少しいたずらっ子に笑った彼女の姿も、六人には幼く感じていた
いつもは控えめに笑う月詠からのギャップにやられた者も居たのだろうか
まだ分からない
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赤月(プロフ) - 黒カビさん» お返事、だいぶ遅れてすみません！ご感想ありがとうございます、とても嬉しいです！ (2021年10月23日 0時) (
レス) id: e19f132e5a (このIDを非表示/違反報告)
黒カビ(プロフ) - 面白いです！ (2021年8月23日 13時) (レス) id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
赤月(プロフ) - ロクさん» 好きなもの×好きなものは神ですよね！ 読んでくださって有難うございます！ (2021年8月9日 19時) (レス) id: e19f132e5a (このIDを非表示/違反報告)
ロク(プロフ) - え、好きがすぎるんだが？忍たまとのクロスオーバーとか神すぎる！めっちゃ好きです！！！良ければ続き待ってます！ (2021年8月8日 0時) (レス) id: 9427a4c8e6 (このIDを非表示/違反報告)
赤月(プロフ) - あまねさん» 神になったら推しをずっと眺めていられますね() 有難うございます、私も作品を読んでくださるあまね様が大好きでございます！！ (2021年7月30日 0時) (レス) id: e19f132e5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月 | 作成日時：2021年6月20日 22時
