看板娘 67 ページ21
生物委員会の元を離れたあと、六年生の長屋に来た
縁側で私の持ってきた菓子と六年生が用意してくれた菓子を並べて食べようと…委員会についても聞こうかと考えていたから丁度いい
自分の飲み物だけでも用意しようと、彼らについて行こうとすると止められた
「月詠さんは座ってて下さいね」
「いつも働いてるんですから、こうゆう時は任せて下さい」
「もそもそ…」
彼らの優しさに甘えた私はちょこんと縁側に座る
ざあぁっと吹いた風を無視するように目を閉じる
寝る時、集中する時、何も考えたくない時、目を背けたい時、人は目を閉じる
…遠くでおそらく一年生かと思われる楽しげな声が響いている。後ろでは六人の揉めている声も聞こえる、何のお茶にするか誰が持ってくるか…あと席順はどうするのか、みたいだ。
ココは、恐ろしく私の居場所と似ていて勘違いしていまう。
長く居たら危険な様な…何処か、壊れてしまいそうな……
そんな思いが募り始めた気配を感じ、目を開ける
ピシャリと水を浴びたい気分だった
気分だったからこそ、その声が有難かった
「月詠さん？」
こちらを上から覗き込む七松小平太
少し上を向いてたからか逆さまになった顔がよく見える
純粋無垢で猪突猛進で、でもある意味一番冷静な獣
黒い瞳に射抜かれていると反射した自分が映る
ありのままな私が映っているわけではないが…
その現象を小さい頃はまるで閉じ込められているみたいと思っていた
いつか海のような瞳の人に見詰められたいものだとも…
青空や烈火はあるけれど
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赤月(プロフ) - 黒カビさん» お返事、だいぶ遅れてすみません！ご感想ありがとうございます、とても嬉しいです！ (2021年10月23日 0時) (
レス) id: e19f132e5a (このIDを非表示/違反報告)
黒カビ(プロフ) - 面白いです！ (2021年8月23日 13時) (レス) id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
赤月(プロフ) - ロクさん» 好きなもの×好きなものは神ですよね！ 読んでくださって有難うございます！ (2021年8月9日 19時) (レス) id: e19f132e5a (このIDを非表示/違反報告)
ロク(プロフ) - え、好きがすぎるんだが？忍たまとのクロスオーバーとか神すぎる！めっちゃ好きです！！！良ければ続き待ってます！ (2021年8月8日 0時) (レス) id: 9427a4c8e6 (このIDを非表示/違反報告)
赤月(プロフ) - あまねさん» 神になったら推しをずっと眺めていられますね() 有難うございます、私も作品を読んでくださるあまね様が大好きでございます！！ (2021年7月30日 0時) (レス) id: e19f132e5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月 | 作成日時：2021年6月20日 22時
