第百三十一話「憤りの舞」 ページ44
A「………よかったわね、あんた達」
プルルルルル プルルルルル
A「もう、空気読まないわね!誰よ!はいもしもし!?」
オーリム『ハロー、A。こちらオーリム』
ペパー「…!………!?」
リドル〔あっ、今…〕
イデア〔あー…今完全に気づきましたな、A氏のスマホカバー事情に〕
コライドン「アギャア!」
オーリム『コライドンが戦いの力以外全てを取り戻したようだな。ライド状態で壁に掴まれば崖登り移動も可能になったようだ』
コライドン「アギャ!ギャ!」
オーリム『Aに任せて間違いはなかった』
ペパー「ケッ、何様だよ…」
オーリム『その声は…ペパー、そこにいるのか?』
A「やっと気にかけたわねこの人…」
ペパー「…」
オーリム『ずっと…ずっと連絡を取りたかった』
A「まぁそうよね、まともな親だったら遠く離れた子供と連絡ぐらい取りたいわよね」
オーリム『君以外に研究所に入れる人間がいなくてな』
ペパー「…はぁ?」
A「ふざけんじゃないわよ母親!!」
ヴィル〔気持ちはわかるけど落ち着きなさい、アンタ実の息子よりすごい勢いでキレてるわよ〕
オーリム『Aと共に、コサジの小道の灯台にある研究所に行ってくれ。君達が目的地に着いたらまた連絡する』
(通話が切れた)
A「あっちょっと!……もう!何なのよあの人、少しばかりどころかかなり親の自覚が足りてないんじゃあなくて!?」
ペパー「…」
マフィティフ「ワフ?」
A「…あっごめんねペパー、いくらむかっ腹が立ったとはいえ人様の親を子供の目の前で貶すのは自分でもよくなかったと思うわ」
イデア〔突然の良識的な対応〕
ペパー「いや…気にすんな。俺も母ちゃんにはだいぶ思うとこあるからさ…お前ってホントいい奴ちゃんだよ。自分の事じゃないのにここまで怒れるって結構すごい事だと思うぜ」
A「あら、そう?…ありがと」
ペパー「それにいいんだよ、俺の母ちゃん昔っから研究で忙しくていつも家にいなくてさ…声聞いたのなんて数年ぶりぐらいだし」
A「それであの人よくあのような事言えたもんだわね…」
ペパー「ホンットにな…ありえないだろ、しかも息子の友達まで巻き込んでだぜ?」
A「いやあたし的にはそれは別にいいんだけどさ…」
ペパー「お前がよくても俺がよくないんだよ…」
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カグヤ(プロフ) - まぁ、大丈夫っしょ。さん» いえいえ!これからも楽しみにしてます! (12月27日 18時) (レス) id: ad303a8fea (このIDを非表示/違反報告)
まぁ、大丈夫っしょ。(プロフ) - カグヤさん» 私の書きたいものを書くだけのこの作品を面白いと言ってくださりありがとうございます!これからも頑張らせていただきます! (12月27日 17時) (レス) id: f4792f7032 (このIDを非表示/違反報告)
カグヤ(プロフ) - あと、夢主の能力、めちゃくちゃ面白いです! (12月27日 16時) (レス) @page1 id: ad303a8fea (このIDを非表示/違反報告)
カグヤ(プロフ) - とても面白いです!無理をしない程度に更新頑張ってください! (12月27日 16時) (レス) @page22 id: ad303a8fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時:2023年12月25日 0時