検索窓
今日:17 hit、昨日:1 hit、合計:957 hit

第百二十三話「四回目の家庭科」 ページ36

コルサ「誰かと思えばキサマだったかA!あのキマワリから当時のワタシの心情までも読み取るとは…やはりワタシの目に狂いはなかった!キサマの審美眼は実に素晴らしいものだ!そう思わないかハッさん!」

ハッサク「いやはや、前々からA君の感性には光るものがあると思っていましたがまさかこれほどまでとは…」

A「えっ…あ、ありがとうございます?」

コルサ「アレを作った時、ワタシは諦めの境地だった。これが評価されなかったら芸術家を引退しようと思い…半ば投げやりだったのだ!」

ハッサク「だから"投げやりのキマワリ"なのですね」

コルサ「そうなのだよハッさん!…芸術家として駆け出しの頃、ワタシは大病を患ったりスランプ状態で焦っていた。何を作れば売れるか、金や評価ばかり気にしていたのだ…そうやって生まれた作品は底が浅く、駄作ばかり!そんな折ハッさんと出会い、小さな自分に気付かされたり…まぁ色々ふっきれたのだ!!…そしてできたのが、あのキマワリなのだ」

ハッサク「なんと…小生も初めて知りました」

コルサ「親しいからこそ、言えぬ事だ。なのでキサマ達思春期共は思い悩む事も多いだろうが、自分に正直に、やりたい事をやればよい…人に迷惑をかけない範囲でな。ワタシからは以上だ…小っ恥ずかしくなってきたので、さらばだハッさん!A!…そして思春期共!」

(コルサさんが教室から去っていった)

ハッサク「コルさん!貴方という男はなんと素晴らしい授業を…あ……あ゙り゙がどゔござい゙ま゙じだ!!」ブワッ

(目元を押さえて男泣きし始めるハッサク先生)

�漸板躄�(第四回)〜

サワロ「諸君、スマホをしまいたまえ。授業を始めよう…中間試験は何度も追試を受けた者がいたが、概ね合格でおめでたい。生きていくうえで必要な知識、技能が諸君らに息づいている事、ワガハイは光栄に思う…後期もみっちりと生きる術を磨いてくれたまえ。さて、食事パワーについて一部の生徒から質問があった。質問者は料理好きな男子生徒。彼はいつも一人で料理の研究をしているそうで、食材にこだわり日夜調理法を研究していたが、なかなか食事パワーの効果を高めることができず困っていた」

A「…ヤバい。その男子生徒に心当たりしかない。何なら多分今あたしの左斜め前の席んとこに座ってるし」

マスハン〔まぁこのワールドにおいて一人で料理の研究やってる料理好きの男子生徒ってなったらもうね…〕

第百二十四話「エントランスホールにて」→←第百二十二話「四回目の美術」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カグヤ(プロフ) - まぁ、大丈夫っしょ。さん» いえいえ!これからも楽しみにしてます! (12月27日 18時) (レス) id: ad303a8fea (このIDを非表示/違反報告)
まぁ、大丈夫っしょ。(プロフ) - カグヤさん» 私の書きたいものを書くだけのこの作品を面白いと言ってくださりありがとうございます!これからも頑張らせていただきます! (12月27日 17時) (レス) id: f4792f7032 (このIDを非表示/違反報告)
カグヤ(プロフ) - あと、夢主の能力、めちゃくちゃ面白いです! (12月27日 16時) (レス) @page1 id: ad303a8fea (このIDを非表示/違反報告)
カグヤ(プロフ) - とても面白いです!無理をしない程度に更新頑張ってください! (12月27日 16時) (レス) @page22 id: ad303a8fea (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時:2023年12月25日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。