劇場版だろうとどうにかなると思ったけど、これなんてタイトル？【緋色の弾丸】

21km/h ページ23

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「策もなしに乗り込むんですか？」

「そうですよ？
なんてったって哀ちゃんが乗るんですから！」

「･･･彼女にはコナンくんがついています。
Aさんは大人しく留守番しててください」

「いやです」


リニアに乗ってはいけない理由が判明し、乗ることを報告した結果が今の会話。

なぜ判明したかというと、つい先日 昴さんから｢隣に行ってろ｣と追い出された時に、仮面ヤイバーショーのチケットを持って喜んでる探偵団に遭遇したから。

コナンくんと哀ちゃんにいつ行くのか聞くと、そのまま今回の概要を教えてくれた。
蘭ちゃん含めて三人は行くみたいなので、あたしも行くか、という結論。

てか、ちゃんと教えてくれる二人は昴さんよりも優しいので好きなんだか？？
でも怒られるだろうから乗ることは言ってない。
昴さんと結託されたら堪ったもんじゃない


「展開が分からないんでしょう？」

「知ってたら行っていいんで「ダメです」･･･」


食い気味で答えなくてもいいじゃん！

最悪 乗れなくてもいいけど、話の展開とかは気になるから主要メンバーと行動したいところ･･･


「あ、じゃあ一緒に行動させてください」

「それもダメです」

「仲間外れ反対！！」

「仲間外れって･･･
子供みたいなこと言わないでください」


そりゃ一般人だし、足でまといにしかならないだろうけど、ファンとしては見たいんだよ！
ただの野次馬根性だから納得されないのも分かってるよ！こんちくしょう！！

昴さんにため息つかれたので半泣きで部屋に籠ってようと思いますすみませんでした


「全く･･･どうして普段は大人しくしているのに、今回のような知らない事の方に首を突っ込みたがるんですか･･･」

「･･･知っててもダメって言った」

「当然です。
"安全な行動"というのを分かっていても執らず、ましてやこの前のような電話をされるのは懲り懲りですので」


その話を蒸し返すのはズルいと思う。
あ〜もう！顔が熱い！！
泣きそうになってるところに、この感情は忙しすぎる！！


「そっそれなら別に、一緒に行動してもいいじゃないですか。
見張っておけますよ？」

「･･･分かってくれ。
危険なことに巻き込みたくないんだ」

「ｸｯ･･･もういいですー、赤井さんボイスで優しく言えば丸め込めると思ったら大間違いですからね！
勝手にリニアに乗りますぅー」


危うく頷くところだった。
赤井パワー恐るべし！


「ホォー、どうやって？」

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