検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:26,750 hit

2km/h ページ2

.


そしてパーティー当日。


「・・・どうしてパンツスーツなんですか」


冴木の迎えもあるので、少し早めに用意をして下に降りれば、昴さんに眉をひそめながら言われた。


「フォーマルだからですが??」

「スカートスタイルや、フォーマルドレスでもいいじゃないですか」

「冴木が仕事着のスーツで行くので、浮きすぎないようにしただけです」


仕事着と同じスカートタイプだと現社員に間違われそうだから、っていう理由はなんとなくだけど言わないでおこうと思う。

納得してないような雰囲気のまま家を出ることになった。
なんだ、一体何が気に食わないんだ

不満げな顔で後ろ姿を眺めていたら振り向かれたので、急いで顔を戻した。
そして差し出された手。

うーん、指が長い!
少しゴツゴツとした男の人の手。
神作画すぎてヤヴァイ・・・
ありがとう剛昌先生・・・最終回をこの目で見たかったよ・・・・・・


「Aさん?」

「この手をどうすればいいのか考えてました」

「普通にエスコートですよ」


普通、とは??
この短距離をエスコート?は?紳士かよ

凝視すれば、ふと昴さんの服装に目がいった。


「・・・フォーマルな格好ですね?」

「ええ。
向こうでエスコートするタイミングがあるといけないので」


イケメンかよ、イケメンだったわ、知ってたわ

意味の分からない俳句を詠んでしまった。
・・・冒頭六文字でした、すみません(?)


「でも、あたしの格好だと...なるほど、理解」

「Aさんの優艶な姿が、他の男の目に映らないことを思えば我慢できますよ」


この男は!サラッと言い退けるからタチが悪い!!
照れるだろ!ありがとうございます!!
てか我慢できるなら最初から態度に出さないで?
ごめん出さずに問いただされるほうが怖いのでそのままでオナシャス!!


「性別問わず、話しかけてくる奴には警戒心を持って接しろ。
友人と離れる場合、すぐ俺に電話できるようにしておくこと、いいな?」

「急な赤井さん口調はやめてください」

「もし何か事件が起きたら、危険がない程度に情報を集めていただけますか?」

「起きないのでそんなことしません!」


口調を戻したかと思えば、なんて不吉なことを!!
そりゃまぁオ◯ンピックみたいな大きな大会があるってなりゃ、劇場版みたいな事件が起きるかもしれんが・・・・・・









・・・・・・









・・・・・・・・・・・・ゑ?









もしかしなくても、そんなことありゅ????

3km/h→←1km/h



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
143人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2022年4月23日 15時) (レス) @page34 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - めっちゃ面白かったです!これからも更新楽しみにしてます! (2021年11月14日 7時) (レス) id: 909490fd58 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ふたみや遥 | 作成日時:2021年8月8日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。