ワケあり彼氏。 (ページ7)

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6：バスケットボールページ7

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名前「っはぁ、はぁ……っ」

隆「…突然、ごめんな。」

初めてのキス

初めての放課後デート

どれも最初が隆弘くんって事が嬉しい

隆「…声、漏れてる。笑」

名前「あああ！忘れてください！」

隆「嬉しいし可愛いしもっとくっつきたい。」

名前「…それはこっちのセリフ。」

たわいもない話がこんなにも楽しい、

って初めて感じたぐらいに楽しかった

隆「じゃ、また明日な。」

名前「うん！」

そう言って別れ、自分の部屋に戻った

名前「真司郎っ！」

真「うるっさ。何かええ事あったん？」

自分の部屋に戻らず

中庭でバスケをしている真司郎の元へ向かった

名前「それがね！それがね！」

今日あった事を全て真司郎に話した

話終わった途端、真司郎は窓の方へ

歩いって行ってしまった

名前「真司郎？どうしたの？」

真「…もうどうでもええ。何もかも全部。」

名前「え？」

真司郎は私を見てから、言葉を発した

真「自分の気持ちも、

俺の気持ちも知らないで話してくる名前も

全部分かってる隆弘も、みんなムカつく」

何を言っているのかわからず

真司郎に声をかけようとしても

真司郎は止まらなかった

真「人のペース乱すなよ！！！

もう全部やめたいんだよ………。

でも、俺は名前に構われると簡単に嬉しくなる

疲れるんだよ、そうゆうの！」

初めて真司郎が声を荒げた事にびっくりして

何も言葉をかけてあげれない

少し、真司郎を警戒してしまった

真「………はっ」

そんな私の気持ちを読み取ったのか

真司郎は小さな声で言った

真「今更警戒すんの？

____________________遅ーよ。」

そう言われ、腕を引かれ部屋に連れてかれた

ドアが閉まる音がし、部屋の外には

真司郎が使っていたバスケットボールが

転がっていた