第24話『覚えてない？』 ページ25
彩side
黒木くんは杏奈ちゃんを見つめる。
「ねえ、君、俺のこと覚えてない？」
え？知り合いなの？
でも、杏奈ちゃんは訳が分からないというように首を傾げる。
「黒木くんとは初対面だと思いますけど・・・」
「黒木貴和って名前、覚えてない？」
杏奈ちゃんは首を横に振る。
「ごめんなさい・・・。もしかして、私たち会ったことありますか？」
黒木くんは少し考えてから、なんでもないと言うように首を横に振る。
「いや、やっぱり大丈夫だよ。忘れて」
何か訳ありなのかな？
私は少し腑に落ちなかったけど、黒木くんと杏奈ちゃんの問題なら、私が口を出すことじゃないと思った。
「私、秀明に入る予定なんです。よかったら、これからも仲良くしてくださいね！」
ニコッと笑う杏奈ちゃんは、まるっきり下心もなくて、純粋無垢だった。
サッカーチームKZの上杉くんや黒木くん目当てというわけでもなさそうで、上杉くんたちもそれをわかったのか、特に嫌そうな顔はしていなかった。
「それじゃあ、私、そろそろ行きますね。彩ちゃん、また学校でね！」
私は杏奈ちゃんと別れてから席に着く。
それから私たちは、若武と翼のことについて話し合って、みんなで二人を応援することになった。
黒木くんが電話で若武にそれを伝え、私たちは今度の土曜日に、駅の新しいビルに行くことになった。
なんでも、翼の親戚がそこにお店を出すことになっているから、オープン前だから、そのスペースを練習用に貸してくれるんだって。
あそこ、おしゃれだで素敵だし。
わあ、楽しみっ！
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アーヤ(プロフ) - 住滝良さんのと、少し文が違って「ここ、本文あれだったよなw」って楽しいです！ (2023年5月11日 21時) (
レス) @page47 id: d9605ef4e5 (このIDを非表示/違反報告)
アーヤ(プロフ) - すごく面白いです！このまま、ストーリ続けてください。（あれ、完結してたっけ？）少しだけわがまま言うと、kzの皆は彩の親友（恋人？）ダァーッ！ (2023年5月11日 21時) (レス) @page37 id: d9605ef4e5 (このIDを非表示/違反報告)
桜＠ひなた - 面白すぎです！私はアーヤと若武推しです！ (2023年2月12日 10時) (レス) id: fb711c9d23 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - まこさん» ありがとうございます！！黒木くんかっこいいですよね！ (2020年10月30日 23時) (レス) id: 2b665a7700 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - すごく面白いです！ 私も黒木くん推しです！ 更新待ってます！ (2020年10月30日 17時) (レス) id: e335c0e9f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澪 | 作成日時：2020年3月13日 20時
