story.5 ページ6
｢青春だね｣
｢パワーローダー先生ぇ…死にそうです｣
｢いきなり死ぬのか…でも頑張って告白したんだったろう？｣
｢しました｣
｢だったら＿＿｣
｢だったらいいじゃないですか！！やる前に後悔するのではなくやって後悔した方がいいでしょう！やる前にやめてしまえば何も情報は得られませんが、やった後なら次に活かせます！｣
｢まぁ…確かに｣
｢いやでも待って、それって完全に玉砕したあと2度目の告白への作戦を考えるってことでしょう？私は銀メンタルじゃないんですが。｣
実はのことをいうと、今日の朝から今に至るまで、切島鋭児郎のことを避けまくっている。
寮生になったから、家が近くて朝ばったり…なんてことはないけれど、鋭児郎がサポート科を覗きに来た時には隠れこんだし、放課後遭遇しないようにさっさと荷物まとめてここの工房にこもりきっている。
何故か避けるのか。
はっきり言うと、答えを聞く勇気がないからだ。
言っておいて、聞く勇気が無いなんて…と、自分でも思う。けれど鋭児郎との今まで一緒に過ごした期間がここで終わってしまうかもしれないと思うととてつもなく怖かった。
｢ねぇ発目さん、なんかおかしな音がするんだけど…バッチバチ言ってるんだけど…さっきのほんとにここに流し込んでよかったの！？｣
｢発目…！！またお前適当に混ぜ込んで作ったな！？｣
｢適当ではありませんよ、改良をしただけです！｣
｢それ言い方変えただけで、否定してないってことは混ぜ込んだんですねー！！！？！？｣
数秒後、発目さんの輝く眩しい笑顔を目にしたあと、工房に爆発音が鳴り響く。発想の天才、とは言ったけれど、もうこれで三日連続爆発に見舞われている。
爆発のあとも興味津々の様子でなぜ爆発したのかを饒舌に解説する発目さんを見て、思わず笑ってしまった。そんな彼女だからこそ、一緒にいると笑顔になるんです。
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ポコピ - 18話が神でした。切島の照れを想像して、心臓がドックンってなりました！ハァ〜もう好き！！切島好き！！ (2021年5月3日 23時) (
レス) id: d603d2b16a (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - み た ら し 団 子 。さん» コメントありがとうございます、小説を通して楽しんでもらえたなら私も何より嬉しいです。切島くんはとても書きやすいので、またいつか挑戦しようと思います。応援とても励みになります、沢山のお言葉本当にありがとうございます……！！ (2018年10月3日 23時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - みみみんさん» コメントありがとうございます、本当ですか、可愛い内容に出来ていたなら私もとても嬉しいです。文章だけではなくイラストまで褒めて下さって本当に…嬉しいです、とても励みになります、ありがとうございます！！ (2018年10月3日 23時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
み た ら し 団 子 。 - 読んでいてすっっごいキュンキュンしました！切島くん格好良かったです(照)これからも頑張ってください。応援してます！！ (2018年8月18日 19時) (レス) id: 97aeefcf66 (このIDを非表示/違反報告)
みみみん - 内容なんだか可愛くてすごいすきです！あと絵が綺麗で好みです() (2018年7月9日 1時) (レス) id: d0800b5536 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年5月16日 13時
