story.13 ページ14
｢上鳴くん？｣
｢おっ、Aちゃん？お久しぶり〜！｣
｢うん、お久しぶりです！これね、さっきもメールで言ったけど発目さんから。ポインターの予備と、予備を入れるケース。｣
｢おー、ありがとう。｣
玄関に辿り着くと、そこには既に上鳴くんがスマホを片手に待ってくれていた。
手に抱えている、上鳴電気くん、と付箋のついた袋を上鳴くんへと渡す。さっき鋭児郎に渡したものより、こちらの方が重量感を感じた。
中身の違いがあるから、そりゃそうだ…。
｢ははっ、同い年なんだから敬語やめようぜ、前回も言ったっしょ？｣
｢あ、つい癖で…ゴメン。｣
｢名前呼びでもいんだけど…？｣
｢それは流石に慣れないからまたの機会！｣
｢あっちゃ〜、そりゃ残念。｣
上鳴くん話してると、鋭児郎と似たような何かを感じる時がある。上鳴くんの方がちょっとチャラく感じたりもするけど、2人とも誰でも分け隔てなく話してくれる。
鋭児郎も、初対面のとき私は酷く人見知りしちゃったのに、それでも話しかけてくれたり、遊んでくれたりしてたなぁ。
｢ね、Aちゃんさ、明日暇だったりしない？｣
｢えっ？｣
ぼーっと昔に思いを馳せていると、目の前の男の子、上鳴電気くんから思いもよらぬ質問をされた。
彼が少し腰を曲げて私の顔を覗いてきたため、驚いて反射的に1歩後ろへ下がってしまう。
｢そ、明日。明日は学校休みじゃん？｣
｢…うん？｣
｢休みだから、暇だったら一緒に出かけたりとかどうかなーって思ったんだけど…｣
驚いた。
まさか科が違う、しかも私なんかが遊びのお誘いを受けるなんて。しかもヒーロー科のA組男子に。
なぜ私が誘われたかなんて分からないけど、でも間違いなく言えることはある。ごめんなさい上鳴くん。
明日は人生で最もと言っていいほど大切なことがある日なんです。
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ポコピ - 18話が神でした。切島の照れを想像して、心臓がドックンってなりました！ハァ〜もう好き！！切島好き！！ (2021年5月3日 23時) (
レス) id: d603d2b16a (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - み た ら し 団 子 。さん» コメントありがとうございます、小説を通して楽しんでもらえたなら私も何より嬉しいです。切島くんはとても書きやすいので、またいつか挑戦しようと思います。応援とても励みになります、沢山のお言葉本当にありがとうございます……！！ (2018年10月3日 23時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - みみみんさん» コメントありがとうございます、本当ですか、可愛い内容に出来ていたなら私もとても嬉しいです。文章だけではなくイラストまで褒めて下さって本当に…嬉しいです、とても励みになります、ありがとうございます！！ (2018年10月3日 23時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
み た ら し 団 子 。 - 読んでいてすっっごいキュンキュンしました！切島くん格好良かったです(照)これからも頑張ってください。応援してます！！ (2018年8月18日 19時) (レス) id: 97aeefcf66 (このIDを非表示/違反報告)
みみみん - 内容なんだか可愛くてすごいすきです！あと絵が綺麗で好みです() (2018年7月9日 1時) (レス) id: d0800b5536 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年5月16日 13時
