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昼休み。
私は職員室に呼び出しをくらっていた。
「チェAです。
先生、私は何かしましたでしょうか?」

「心当たりはあるのか?」
嘘でしょ、私まだ転校2日目だけど?
とくにこれと言って悪いこともしてないし。
(昨日の件に関しては侵入したのはホソク先輩だし
私に何の非もない。はずだ。)

「すみません、
まだこの学校の規則を網羅できておらず全く。」
しっかりと45度に頭を下げる。
頭によぎるのは先程のジョングクくんの言葉。

これで罰として
その怪しいお薬を飲まされでもしたら……
「そんな緊張した顔をしなくても、
お前はまだ何もしていない。」

って、してないんですね。
やめてくださいよその無表情で無感情な喋り。
なんて口が裂けても言えたもんじゃないが。
「今回呼び出したのは、警告だ。」

「警告。」

「あぁ。
お前は屋上で7人の男子生徒に会ったな?」
言わずもがなそれはあのヤンキーズだろう。

会ったなも何もあなたが会わせたんだろ。
「はい、部活動無所属だというので
園芸部に加入してもらい協力を得ようかと。」

「あぁ、入部届けは確認した。

警告というのは、そいつらに関してだ。

お前も見て分かっただろうが、
アイツらは見ての通りの不良集団だ。」
彼らが不良なのは髪型と素行だけで
素は普通の男子高校生だったけどね。

「しかし能力は桁違いに強力な上、
しっかりと仕上がっている。

だから、お前も気を付けておけ。」

「能力にですか?
それなら私は大半を無効にできるので
恐らく心配に及ばないと思うのですが…」
アレ、生徒指導ってもしや身上書見てない?
しかしそれは杞憂だったようだ。

「それはこちらも把握している。

それだけじゃない。
むしろこちらの方が重要だ。

アイツらの言うことは真に受けるな。」
神妙な面持ちで告げられたのは
嫉妬深い彼女のような言葉。

「と、言いますと。」

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作者名:朔夜 | 作者ホームページ:無し  
作成日時:2019年3月12日 20時

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