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９、泉貴side ページ10
日付が変わっても
稜葵が帰ってこない⋯
麻琴｢泉貴、まだ起きてたの？｣
泉貴｢うん。心配で⋯｣
麻琴｢夜は、まだ冷える。
ホットミルクでも飲む？｣
泉貴｢うん。ありがとう。｣
ホットミルクが入ったマグカップを
両手で持ち、じっと見つめた。
麻琴｢泉貴ってさ、稜葵のこと好きだよね。｣
泉貴｢え？｣
麻琴｢他のメンバーが気づいてるかは
知らないけど、なんとなく、ね⋯
そうなんじゃないかって。｣
泉貴｢好きだよ。片想いだけどさ。｣
麻琴｢やっぱり。でも競争率、高そう⋯｣
泉貴｢きっと僕のライバルは
女の子なんだろうなぁ⋯笑｣
麻琴｢ほぼ100％の確率だろうね。笑｣
麻琴と話しながら
稜葵が帰ってくるのを待った。
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作者名：空井 奏音 | 作成日時：2017年4月11日 23時
