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23、星波side ページ24
１度、俺を見つめてから
目をそらし、稜葵が口を開いた。
稜葵｢⋯どうせ下っ端の奴らだ。
私を消すほどの力は無い。｣
星波｢そういう問題じゃなくて！
稜葵の身が危ないって言ってんの！
他のメンバーは、 このこと知らないし⋯
いい加減、言うべきなんじゃ⋯｣
稜葵｢今、言うのは面倒だ。
それに、いずれ知られる時が来る。
⋯それより、他のメンバーって
本当に強いのか？１年、見てきたが
そんなに強そうには思えない。｣
星波｢それ相応の人が選んだんだ。
俺も見てきたけど、ある程度の力は
ちゃんと備わってる。
稜葵を守るためのシェアハウスだろ。｣
稜葵｢自分の身は自分で守る。
けど、私の近くにいると何があるか
分からない。ある程度の強さは
必須条件だ。何回も言わせるな。｣
このシェアハウスは稜葵の両親が
提案したことで稜葵的には
かなり嫌だったらしい。
特待生テストという名目で数名の生徒に
体力テストを実施した。
それらの結果は本人たちの手元に
届いていないし、記憶にもないと思う。
稜葵の両親の過保護っぷりが伺えるが
現実が現実だからしかたないのだろう。
稜葵の家って、いろいろややこしい⋯
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作者名：空井 奏音 | 作成日時：2017年4月11日 23時
