一話 ″私″という存在 ページ2
『……はぁ』
今日も普段呟かないTwitterにメールは届くわ、ニコニコ動画からのイベントのお誘いがあるわ、毎日ポストがパンパン
そのうち溢れかえるんじゃないか、なんて考えるけど電子だからそれはないかと、自問自答で解決する
一言で説明はできないけど、一応歌い手をやってる
別に大したことじゃないけど、多分そこそこ人気はあると思う
あと、イベント、ライブを断っているのは単に出たくないからで、人が嫌いというサイコ的な問題ではない
とりあえず、罪悪感が湧くのはコラボをお断りする時ぐらい
確かに、とても貴重な体験だし交流も広がるとは思うけど流石にこんな私じゃまだまだ天の地にも及ばないとかいう遠慮がちな理由でもなく、
ただ単に、正体を知られたくないから
こんな馬鹿な理由かもしれないけど私にとっては重要な問題
だから今日も全て、丁寧に、
『……いたしませんっと』
最後のメールまで到達した所でその内容に泡を吹いてしまった
いや、これは比喩だ
泡を吹いてしまうくらい、驚いたのだ
そらる : 初めまして、椿さん
今回、コラボをお願いしたいと思いましてメールをしました
『……わぁお………顔に似合わない敬語っぷり…………でも………』
悩みはするけど、かの有名なそらるさんですらも私の受付欄に入ることは許されない
カタカタとパソコンのキーを打っていき、返信と共に謝罪を送る
『どうして私なんだろう……』
ふと思った矢先、今唐突にあるアイディアを思いついたのだ
そう
それは、
『ニコ生しよう』
たったのこれだけである
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みつき(プロフ) - ツンデレですねww (2017年3月9日 21時) (レス) id: 4dc5fcc93c (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - みつきさん» ま「べ、別に欲しいなんて思ってないし」そ「何か違う」ま「じゃあツンデレってなんですか!」『知るわけないでしょ』そ「こういうこと」ま「これもツンデレに入るの!!?」 (2017年3月8日 23時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - アリスさん» う「夢の国行こーぜ」坂「うぇーい!」ま「わいわい」そ「きゃあきゃあ」う「そらるさんのきゃあきゃあって何、かわいいけどさ」ま「きゃあきゃあ」坂「きゃあきゃあ」そ「後で作業十倍やれよ」う「ドンマイwww」ま・坂「うらたさぁぁあん!」 (2017年3月8日 23時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 悠さん» 坂「わぁお空に飛行機雲が浮かんでるよー」う「あっちはわたあめみたいな雲だー」ま「これが現代の成人男性なんですね」そ「何も見るな」ま「はい…」 (2017年3月8日 23時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
みつき(プロフ) - そらるはもっとツンデレですよww (2017年3月6日 18時) (レス) id: 4dc5fcc93c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎 | 作成日時:2017年1月8日 22時