5 和解 ページ6
貴方 side
『………やめましょう』
「だな」
とりあえず私達は近くにあるスターなんとかのカフェに入り改めて自己紹介をする
『初めまして、彗です。本名は高橋Aといいます、普段はこっちで呼んでくれるとありがたいです』
「分かった。そらるです」
主語、主語がない
「あぁ、えっと、本名は一ノ瀬彼方って言います。普段は普通にそらるって呼んで」
『そらるさん』
「ん？」
『………さっきはご無礼をおかけしました』
てかよくよく考えたら、超人気歌い手さんに殴りかかろうとしたよね？
しかも、そらるさんに
やはい、中学の時身長伸ばしとけばこんなことにはならなかった……
ブツブツとマイナス思考を辿っていると、不意に笑い声が聞こえた
「え？wなんで今謝ってんのww」
『いやだって……』
「別に怒ってないよwただ″ちょっと″失礼だなって思っただけだから」
″ちょっと″を強調して言うと、やはり怒っているのかと思ったらそれは本当に違うようだ
「あと、敬語外していいよ。歳関係無しで。」
『あーえっとそれは無理な時と無理じゃなき時があります』
「………」
『外します』
「うん」
だめだ、そらるさんの圧力には勝てねぇ
『あ、なんで今日会おうなんて言った…の？』
敬語ぉ、！敬語をここまで求めたのは初めてだ
「いや、それはまふのせい」
『あぁ、だからあんな文章に』
「そう」
『というか、いつもそんな眠そうなんでsssっすね』
「必死ww………うんw、そうだねw」
堪えてるのバレバレです
「歳聞いてもいい？」
『いいけど、なんでわざわざ？』
「いや、仮にも女子だし」
『おい、仮じゃない』
「だよね」
『………21』
パシッ
『痛った、何してんの！？地味に痛いんだけど！？』
デコピンされた
「嘘はいけません」
『嘘じゃない！何で！？………若く見えるとか？(期待の眼差し)』
「背が低『……………ﾆｺﾆｺ』ええ、若く見えますね、はい」
『よろしい…………なんてすみません、茶番に付き合ってもらって』
「また敬語ー」
子供のようにぷくーっと頬をふくらませる
その頬を潰し((ぷにぷにしたい
可愛い………
『いやだって、急になんて無理ですもん』
「まぁ、慣れてで」
『あざーす』
「で、本当に21？」
『まだ続く！？本当です！！ここで正社員やってます！！』
実はこのスターなんとかのカフェの正社員なのだ
「今度遊びに行っていい？」
『ウェルカムです』
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クロ月夢文楽@ - specialの方から読んでいたので、最初、症候群を読んでて「はい？」と思って読んでたんですけど（ごめんなさい）最後、納得してから涙が止まりません…！凄い感動しました！ (2017年4月4日 23時) (
レス) id: 71f45d75cb (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - Reyさん» 読んでくださりありがとうございます！感動して頂いて何よりです！スマホを割りそうになるくらいコメント嬉しいです！！ありがとうございます！！！ (2016年12月18日 0時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
Rey - 感動しました泣泣最後の天月くんかっけー(;゜0゜) (2016年12月17日 23時) (レス) id: bf4d939079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2016年11月5日 0時
