32 気になるだけ ページ39
Soraru side
目が覚めると、布団の上にAが寝てた(上半身だけ)
看病してくれたのがばっちりわかる証拠だ
「……」
初めてあった時のことを思い出す
あの時は本当に焦ったけど、……助けられてよかったと思ってる
出会えてよかったと思ってる
_____綺麗だな
何も荒んでない吐息には何処か悲しげだった
『……っ……』
「……泣いて……る？」
ふわりとした髪の毛をさらってみると、口紅なんてしてないピンクの唇とチェリーピンクに染まる頬に透明な雫が流れていた
『うっ…………』
その表情は、何処か苦しそうというより迷子になったような様子だった
俺はとりあえず、布団から起きて、Aをベッドに寝かせた
「まぁ、軽い」
こんな言い方したら、「これが女に対する態度か！！」ってれをるに怒鳴られる気がするけど、
うん、軽いな
俺の感想はさておき、ベッドに入ったAの涙は止まっていて深く深く眠りについた
部屋を出ていこうと″した″
別に腕を掴まれたわけじゃない
別に俺の名前を呼んでるわけでも無い
だけど、放っておけなかった
でもmixあるし……
グラグラと変なてんびんをかけては、
「よしっ」
と意気込んで
Aの額にそっと
本当にそっと
口付けを落としたんだ
君が寝てる間の俺しか知らない話
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クロ月夢文楽@ - specialの方から読んでいたので、最初、症候群を読んでて「はい？」と思って読んでたんですけど（ごめんなさい）最後、納得してから涙が止まりません…！凄い感動しました！ (2017年4月4日 23時) (
レス) id: 71f45d75cb (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - Reyさん» 読んでくださりありがとうございます！感動して頂いて何よりです！スマホを割りそうになるくらいコメント嬉しいです！！ありがとうございます！！！ (2016年12月18日 0時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
Rey - 感動しました泣泣最後の天月くんかっけー(;゜0゜) (2016年12月17日 23時) (レス) id: bf4d939079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2016年11月5日 0時
