いじめ 86 ページ43
「………馬鹿やろ。……」
何処だここ……。
無我夢中で走ったらこのザマだ。
え……マジで何処だよここ…。
「ケータイも持ってない…。」
辺りを見渡してみれば、スーパーとか、
雑貨屋とか、洋服屋が立ち並んでいた。
良かった……人が多いとこで…。
「はぁ………………‼ラッキー…」
たまたまズボンのポッケに手を突っ込んだら、
58…4円という、なんとも微妙な小銭が
入っていた。
「飯食お…腹減ったな。」
俺は、スーパーに入って、鮭おにぎりを1個
買った。あと、水も。
ここが何処だか分かんないけど、人に聞く勇気も残念ながら俺にはない。
仕方なく、近くの地下鉄のホームに入ろうとした。
「………いって…。」
男「んあ？なんだテメェ」
男2「ちょっと…こんなの構ってる暇ありませんよ、」
男「は？なんだよあのチビ、ぶつかったくせに……おい、」
俺は、男の方を向いた。
男「……フッ女かよ…。まぁまぁかっこいい女ですと。おい。謝れよ。」
俺は、女なのか…ってか、なんで…
ジミンヒョンたちも知らないのに…
男「おいテメェ‼いい加減にしろよ…そろそろぶん殴るぞ。」
男2「ヒョン、行きましょ行きましょ」
「…………チッ」
男「…………いってぇぇぇぇ」
男2「いった………」
男「おいテメェ‼‼こっちこいや‼」
俺は、男に胸ぐら掴まれて、裏路地に連れてこられた。
「ぐっ………っ…いっ……！……はぁはぁ
うっ…たっ……‼…はぁはぁはぁ………」
男「フッ良いザマだ。あ？じゃ、行くぞおら」
男2「はい…………フッ」
「はぁ………はぁはぁ……」
殴られてばっかりだな……。
俺、このまま死ぬんじゃねぇの……。
今日はついてねぇな。
おばさんに真実聞かされるし、
走ったら、何処だか分かんないとこにいるし、
なんか、男になぐられるし、
アザできてるし、
俺は、このまま死んでももう良いやと思い、
顔を下に向けて、目を閉じた。
？「A………？」
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baskelove43(プロフ) - ダンスに歌の練習なんてすごいですね！頑張ってください、応援しています (2016年6月14日 20時) (
レス) id: 6f7bad19a3 (このIDを非表示/違反報告)
莉希(プロフ) - 設定がオリジナル作品になっていますよ (2016年5月12日 19時) (レス) id: bc5faab83d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リウォン | 作成日時：2016年5月11日 22時
