【完結】拝啓バニーボーイな君へ、泣いてもいいですか？【gnki】【gn】 (ページ18)

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花摘さんのお手伝いを済ませながらも、昼休みが来たことに気がつく

モテモテの花摘さんは色々な人に誘われて、私はいつも通りぼっちで昼休みを迎える

……ネチネチと言っているように聞こえるが、決して嫌味ではない

とにかく、行く途中に買っていったコンビニ弁当を突きながら、また電話番号のことを思い出す

1回くらい掛けてみようかな、もし会社だとしても、今の時間帯はだいたいお昼休憩だと思うし

「……、あっもしもし東雲、Aデス」

「あっもしもし Aさんあの、勝手にごめんなさい電話番号なんか」

「い、いえたらこさんだけだったんで、連絡先教えてくれたの」

「そうなんや丁度、お昼休憩やから、少し喋り相手になってもらっても良い？」

「はっハイ私も、丁度お昼ご飯の時間なので」

1度箸を机に置いてそう答える

「そういえば、たらこさんって関西人ですか？いつも関西弁だったりそうじゃなかったりする、から」

「あっうん、関西人 ……、ほん、本当は東京に来たんやし直そかなとは思ってたけど、
　気ぃ許した人やと、ついつい出ちゃって」

「そう……なん、だ」

慣れない、タメに少々戸惑いながらも

たらこさん、私に気を許してくれていたんだなあっと思う

「あっいけない本当にごめんなさいちょっと俺、電話切りますねまた都合が合うときに掛けますね」

「いえじゃあまた」