貴方の3分を下さい。【鬼滅の刃×短編集】

☆ たぶん、絶対。【霞】 ページ29

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楪日織、復帰です！！




いや、ＧＷ中にＰＣ壊れるって災難。

これからは普通に更新していきます。

たぶん。




入れ替わりでさつむいこんがお休みします




テストとか模試とかあるそうです。

しばらくお休みになります。

さつむいこんゆっくり頑張ってね！

把握お願いします。




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君のその、何気ない一言に救われた。




☆スマホ用に見やすく改良しました。

☆２番煎じ。どこにでもありそう。

☆今回のジャンル：少なくとも甘くはない




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「ああ、疲れた〜」


「疲れているのは俺だって同じだ」


「なんですって？」




ああ、またはじまる。

たぶん。




そう察して、わたしは自室に移動する。

扉を閉める瞬間、怒鳴り声が聞こえた。




わたしが高校に入学してからだ。

何がきっかけだなんて、わからない。

両親が喧嘩するようになったのは。

いや、中学生からそんな空気はあった。

すれ違うような、そんな空気。

もうわかってるけど。

きっと、ふたりは分かり合えない。

今更仲裁したって、手遅れ。

たぶん。




ＧＷも、今年は旅行に行かなかった。

某ウイルスのせいだけじゃない。

たぶん。




と、その時。

ガシャン！と割れるような音がした。

慌ててリビングに向かう。

そこは、地獄絵図だった。

雑誌は床に散乱して、椅子が転がっている。

極めつけに、ビールのコップが割れていた。

床に転がる、硝子の破片。

ビールの泡が、床に広がっていく。




ブチッと切れた感覚した。

どこかの感情が。

たぶん。




『――いい加減にしろよ！！』




口をついて出た、大声。

いつもなら、こんな大声出さない。

たぶん。




『学校は嫌い。だって苦しい。空気が違う。

でも、家はもっと嫌い。大っ嫌い！！

家に帰るたび、さらに憂鬱な気分になる。

もう嫌！ がまんするのは嫌！』




リビングに置いたままのスマホを取る。

こんな場所にいたら、心が死ぬ。

わたしは居場所が欲しいだけなの。

たぶん。




「待ちなさい、A！」


「少し話そう。落ち着け。な？」




母さんと父さんの声に振り返らずに。

わたしは家を出た。




行き先なんて決めてない。

本能が、玄関の扉を開けていたんだ。

たぶん。




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